2022年6月28日 阪神
結果:横浜6-2阪神
敢闘選手賞:大貫、ソト、桑原
「おー、珍しく投打がかみ合ったわね」
感心したように結乃が言う。
「連戦のカード初戦をとったのは大きいね!」
理衣も手を叩いて喜ぶ。
投げては大貫が7回2失点。
打線も、先制こそされたけれど、追いつき、追い越し、良いところでヒットが出た。
「大貫は初回、いきなりどうなるかと思ったけれどね」
「連打もあって、2点を先制されて嫌な感じだったよね」
「ああ、またハマスタ阪神戦か! そう思ったファンも多かったでしょうね」
「でも、そこからはきっちり修正! 4回~7回はノーヒットで抑えたからね」
あとは、できればもう1イニングくらい投げてくれればというところではあるが。
暑かったし仕方ないのか?
「打線は、3回にいきなり代打、桑原!」
「楠本選手が序盤に2失策しちゃってね」
「だから楠本はまだ2軍で調整させておきなさいっての! でも、この代打桑原が成功したのは大きかったわよ!」
「何せ無死2、3塁が2死までいっちゃってね」
「ここで1点もとれないと、ああまたかー、ってなるところだったからね」
「見事な同点タイムリー! 暑くなって本領発揮かな?」
「残りの打席が駄目だったけれどね」
「そして、ソト! まさか3安打猛打賞とは・・・」
「調整させた方が良いって言っていたけれどね」
「いや、1試合だけじゃだめよ! 安定できるかどうか!」
「それでも、若手に交じって早出練習とかも出て、どうにかしようってのが見えるからね」
「長打が出ると、ソトがいる意味が出てくるからね」
「ここからの巻き返しに期待です!」
「この日から石井コーチが復帰してベンチに入ったのも大きかったかもね」
「無理せずにやって欲しいね」
この日は牧、宮崎がノーヒットだったが、大和、ソト、といったところが良い場面で打ってくれた。
「そして2軍ではオースティンがDHで復帰! 1打席目でいきなりタイムリー!」
「それだけじゃなく、3打席目にはホームランも!」
「守備もあるし、1軍の投手はどうかってのもあるけれど、ちょっと安心よね」
「こちらも無理せずに復帰を目指してください!」
さあ、初戦をとった。
悲惨な週末をこえての阪神、ヤクルトの厳しい戦い。
勝ち越しを目指せ!