2022年7月17日 ヤクルト
結果:横浜10-2ヤクルト
敢闘選手賞:桑原、濱口
「よっし、主力のいないヤクルトにきっちり勝利したのは良かったわ」
結乃が頷きながら言う。
「ナイス勝利です!」
理衣も拍手して喜んでいる。
「やっぱり、主力があれだけいないと違うのかしらね」
「それはそうなんだろうね」
「守備もね、6回の攻撃も桑原のは犠牲フライには十分と思ったら、サンタナがやけに前に守っていて、追い方も拙いし」
「次の佐野選手の打球も、前進守備だからこそ、って感じだったしね」
「あとは捕手のリードとか、なのかしらね」
「それでもこちらとしては、その相手にきっちり勝たないと、だもんね」
ヤクルトも先発投手は残っているわけで、土曜の試合のようにロースコアに持ち込まれたら負けも普通にありえる。
そうならないよう、きっちり打ったのは大きい。
「特に、苦手のサイスニードをようやく打ったからね」
「初回、2失点した直後に桑原選手のホームランで1点取り返せたのも大きかったね」
「いつも抑えられていたからね、1点差になって、これなら、って感じにはなったわよね」
「そして実際、3回に一挙4点!」
蛯名の死球をきっかけに、一気に畳みかけた。
「濱口も、初回は先頭に四球与えて2失点とか、駄目な濱口かと思ったけれど」
「そのあとは持ち直して6回2失点にまとめました」
「まあ、相手の7番以降がほぼ自動アウトだったというのが大きいけれどね」
「4回はそれに助けられた感じだもんね」
まあ、相手の弱いところを突くのは勝負の鉄則である。
余裕があるわけではないし、同情できるチームでもない。
「これでヤクルトにも連勝、一番負けそうな坂本の試合を流せたのが大きかったわね」
「まだそういうことを・・・」
「さあ、9連戦3カード目は中日戦! 今回も大野、柳が出てこないわ!」
「でも、高橋投手には前回、0点に抑えられているね」
「こっちは調子の上がらないロメロか、うーん、どうなるか」
「勝って、借金0にしたい!」
まずはカード初戦を取り、カード勝ち越して借金完済したいですね!