2022年9月24日 ヤクルト
結果:横浜1-8ヤクルト
敢闘選手賞:-
「はぁ」
結乃がため息を吐き出す。
「うぅん」
理衣も元気ない。
雨で試合開始が遅れて。
しかもこの試合展開。
気分も重くなろうというもの。
「というか、いつまでサイスニードを苦手にしているの!? チームとして分析して攻略できないの!?」
「うーん、なんだろうね」
「他のチームは打っているじゃない!」
「そういう苦手な投手が多いよねぇ」
毎回毎回、同じように。
「大貫はまあ、開幕からローテ守って炎上もほぼないし、中5日だったし、そういう日もあるでいいけれど」
「この日は駄目だったねぇ」
「それより打線よ! 相手の攻略もそうだけど、8回に1点とってなお無死1、3塁で無得点とか」
「オースティン選手に佐野選手がね」
「もう、オースティンの代打はやめようよ!」
「結果がついてこないね」
一軍で一打席の代打をいくらやったところであがってこないのでは?
「これで、3戦目に負けたら二年連続、目の前で胴上げよ!」
「今永投手、頼みます!」
「初回から全力、入江、エスキー、伊勢、康晃も投入できるんだから!」
「打線も援護をお願いします!」
少しは意地を見せてほしいですね。
まあ、目の前で見たら見たで、少しは奮起してくれるならいいけれど。