2022年振り返り #37 レギュラー獲得に向け結果も残した一年。来季が本当の勝負! 楠本泰史
「頑張ったわね、くっすー」
結乃が偉そうに言う。
「躍進したけれど、悔しさもあったね」
理衣が控えめに喜びを表しながら言う。
2023年の成績はこちら。
#37 楠本泰史
出場試合 : 94
打数 : 282
打率 :.252
出塁率 :.322
安打数 : 71
HR : 6
打点 : 26
得点 : 27
盗塁 : 6
OPS :.683
「開幕からオースティンが不在のチャンスを活かしたわよね」
「キャリアハイを更新したね!」
「もちろん、この数字で満足してもらっちゃこまるわけだけど、それでも70点はつけましょうか」
「来季は更なるレベルアップを期待しています!」
オースティンが不在の外野の競争に勝ち、スタメンをゲットした試合も多かった。
また、その出場した試合で結果を残すことも多かった。
「残念なのは、コロナと肉離れで離れてしまったことね」
「それまで成績も好調だっただけに、本人的にも痛かったわよね」
「コロナは仕方ないとして、怪我はしないようにしてほしいわね」
「それでも、色々な打順でチームに貢献してくれました!」
1~3番の打順が多かった気もするが、相手投手によっては5番、6番に入ったりもした。
ホームランも6本放っており、パンチ力も見せた。
「復帰してから、調子がなかなか上向かなかったのがちょっときつかったわね」
「勿体なかった感じだよね」
「不在の間に蛯名が良い感じに成績を残し、焦りとかもあったのかしら?」
「単純に間が空いちゃったから、っていうのも大きそうだよね」
レギュラーを張ったことはなく、一年間を通して活躍した経験はない。
そんな中、不調時に耐えられるだけのものがまだなかったということか。
「まあ、それでも持ち直してはきたからね。来季に更なる期待は持てるわよね」
「まだまだ競争が激しいけれどね」
オースティンの開幕がまた難しそうだから、引き続きチャンスである。
内野挑戦しているとはいえ蛯名がいて、関根や神里といったところも狙ってくる。
「それでも、スタメン筆頭であることに間違いはないと思うわ」
「むしろ、ここでレギュラーを獲得するくらいじゃないとね!」
「球団にも言われたように、オースティンがいなくても大丈夫と思わせる活躍をしてほしいわ」
「そうするとチームとしても大きいよね」
長打力では敵わなくても、出塁率や走力でチームに貢献できるような活躍を期待したい。
「2023年、楽しみな選手の一人よ!」
「応援しています!」
マジでレギュラー奪取を目指して!