2022年振り返り #105 二軍でまずまずの結果を残し、さらなる向上で支配下登録目指せ 大橋武尊
「村川と同じように育成の足のスペシャリスト枠の大橋ね」
結乃が腿上げをしながら言う。
「仲間でありライバルでもあるね」
理衣がうなずきながら言う。
2軍の成績はこちら。
#105 大橋 武尊
出場試合 : 51
打数 : 118
打率 :.280
安打数 : 33
HR : 0
打点 : 14
得点 : 22
盗塁 : 12
「いやー、村川と同じような感じの数字ね」
「でも、打率は大橋選手の方が良いね」
「そうね、3割近くの成績を残しているしね、打撃では大橋の方がみせたわね」
「盗塁もしているし、村川選手には負けられない! ってのもあるだろうね」
明るく楽しそうな性格。
そういったものを一軍でも見られると良いのだが。
「村川と同じよね、大きいのがないわけだから、いかに出塁できるか、そして走れるか」
「一年目としてはまずまずのところを見せたわけだからね」
「ただやっぱり、支配下登録する、という点ではまだこれだけじゃあってのはあるわよね」
「難しいところだねぇ」
球団が期待するのは足で稼げる選手。
まずはそのレベルに達するように。
そこにプラスして、打撃力や守備力がどれだけついてくるか。
「一芸入試みたいなものだから、そこで首脳陣の目に留まらないとね」
「でも、それ以外で大きな成果を残してもいいわけで」
「育成の指名で、そこまで高望みしてもね。。。ま、そうなってくれたらこちらとしては嬉しい誤算だけど」
「そう、私たちや球団を驚かせる結果を見せてくれてもいいわけです!」
とはいうものの、現実的なところを見据えて。
「2年目は、更なる足と、打撃を向上させてほしいわね」
「一軍でグラウンドを走りまわる姿が見たい!」
ベイスターズでは育成の野手は成功していない。
頑張れ。