2023年4月27日 ヤクルト戦
結果:横浜7-6ヤクルト
敢闘選手賞:桑原、関根
「サヨナラ勝ちじゃー!」
結乃が拳を突き上げて飛び跳ねる。
「やりましたーっ!!」
理衣もジャンプして喜ぶ。
終盤、もつれにもつれた試合。
それでも最後に決めたのはベイスターズだった。
「いやー、なんか試合の序盤がどっかいっちゃったわね」
「本当だね、6回以降が怒涛だったね」
「0-4のビハインドの時はもう無理かと思ったけどね」
「早いね」
昨季も反発力はなく、リードされてからの逆転勝ち、特に後半に入っての逆転は殆ど記憶にない。
それがまさか、ここまでやってくれるとは。
「平良は2本のホームランに泣いたわね」
「最初のはともかく、2本目の3ランがね、もったいないね」
「簡単に2死をとったあとの四球から、だからね。そこは次回は修正して欲しいわね」
「そこまで悪い感じじゃなかったんだけどね」
今シーズンが復帰のシーズン。
前2試合が良かったからといってずっと続くとも限らない。
今日は打線がカバーしてくれたので、次回にまた期待したい。
「打線はね、ピーターズを打ちあぐねて、やっぱり初物はだめかーって思ったけれど」
「6回に一挙5得点!」
「みんなよく打ったけれど、やっぱり宮崎は頼りになるわね。だからこそ無理はしないで欲しいわね」
「代打ならいけるわけだからね。そして牧選手が逆転3ラン!」
「調子は良くないけれど、この試合はあの打席だけで価値があったわね」
しかし、伊勢、山崎が連投していたこともあり無理はさせられない。
リードしてウェンデルケン、入江が登板も、二人とも同点に追いつかれてしまった。
「勝ちパターンがなぜ勝ちパターンとして任されているかが分かるわよね」
「でも二人とも踏ん張って勝ちこしを許さなかったからね!」
「そうね、特にウェンデルケンはいきなり四球、2塁打で同点にされたけれど、その後は良く失点せず3つアウトとったわ」
「こういう場面を積み重ねて信頼をあげていってほしいね」
二度、勝ちこしたけれど逃げ切れず、山崎を3連投で投入に至ってしまった。
「9回はヤクルトもクリーンナップに回るから、山崎を投入したわね」
「そこをきっちり抑えてくれました!」
「三嶋も連投で抑えて、そして10回裏に決めたのは今季ノリにノッている関根!」
「相手が前進守備だったのもあるけれあど、その頭の上をきっちり超える打球を打てるのが素晴らしいね!」
「桑原もしぶとくつないでこの日は4安打だし、桑原と関根を1、2番にもっていけないのかしらねぇ」
「勝っているからね、今の打順で」
しかし1番佐野が全く打てなくなってきた。
1番としての出塁率も低下している今、このまま続けるのか。
まあ、まだ勝っているからというのはあるが。
「いやー、これで気持ちよく名古屋に移動ね!」
「今永投手だけれど、相手も難敵の小笠原投手だもんね」
「中日は若手を打線に組み入れて調子がよくなってきたしね、小笠原、高橋ときたらそうそう打てないわよ。いかに失点を防ぐか」
「それでも今永投手、大貫投手、東投手ならいけるはず!」
さあ、連勝をのばしましょう!