「貯金5で交流戦突入! は全然悪くないどころか良いのだけれど、阪神が強すぎるからね!」
結乃が力強く言う。
「今の時期なら貯金10くらいでもと思うけれど、貯金17だもんねぇ」
理衣もため息をついて言う。
まあ、そこはどうしようもないので、いよいよ始まる交流戦のオーダーを考えてみよう。
「まあ、DHはオースティンでしょうね。じゃないと一軍に置いている意味が分からないし」
「ずっと打てていないけれど・・・」
「代打じゃ打てないの分かっていたし。とりあえず最初の1カード楽天戦くらいDHで打たせるんじゃない?」
「そこで結果を見て、ということかな?」
結果が出れば翌週が一週間、パリーグのホームゲームなので、そこでもDHを継続。
問題は結果が出なかった時か。
1、佐野(レフト)
2、関根(ライト)
3、宮崎(サード)
4、牧(セカンド)
5、ソト(ファースト)
6、オースティン(DH)
7、桑原(センター)
8、キャッチャー
9、ショート
「今までの流れだとこんな感じ? オースティンの調子がアレだけに桑原6番でも良い気はするけれど」
「下位で気楽に打って、って感じかな」
「宮崎も調子落ちてきたし、そろそろ打順変えてもって気はするけれどね」
「そしたらどうするの?」
「そこが悩ましいわよねぇ。オースティンが昔の調子に戻れたら3番で良いんでしょうけれど、適任がいないからね」
1、佐野(DH)
2、関根(レフト)
3、宮崎(サード)
4、牧(セカンド)
5、ソト(ファースト)
6、桑原(センター)
7、楠本/神里(ライト)
8、キャッチャー
9、ショート
「こっちの方がバランス的にも守備的にも良い気はするんだけどね。楠本を代打にとっておくなら神里? 蛯名とか使えないかしらね」
「2軍では復帰して打っているみたいだしね」
「ショートも、そろそろ森をあげてもう一度試してみるのもありな気はするし」
「2軍では打撃も上向きみたいだしね」
いずれにしても線になるような打順にしてほしいものである。
「一方でローテはどうするか、ね」
「大貫投手も好投して、ローテは枠も余っているしね」
5/30 楽天戦 今永
5/31 楽天戦 石田
6/ 1 楽天戦 東
6/ 2 西武戦 ガゼルマン
6/ 3 西武戦 バウアー
6/ 4 西武戦 平良
「普通にいけばこんな感じ?」
「バウアー投手も普通に中6日だね」
「まあ投球内容的に、他の投手より優先ってものでもないしね」
「チームの方針が最優先、ってことだね」
6/ 6 ソフトバンク戦 今永
6/ 7 ソフトバンク戦 石田
6/ 8 ソフトバンク戦 東
6/ 9 オリックス戦 ガゼルマン
6/10 オリックス戦 バウアー
6/11 オリックス戦 大貫
「うーん、本当にどうするのかしらね?」
「手術明け、故障明けの平良投手と大貫投手を抹消して、のパターンだね」
「抹消を駆使してだけど、どうするかしらね」
「ここは首脳陣の腕の見せ所・・・かな」
連敗はしていたけれど、5月前半の連敗と違って直近の連敗は先発陣はしっかりと安定していた。打線が打てなかっただけ。
先発がきっちり抑えられていれば、打線が打てば勝てるわけで、勝ち数や連勝も増えていく。
だから5月前半よりはまだ今の状態の方が良いはず。
交流戦で打線も上向くと良いのですがね。