2023年6月11日 オリックス戦
結果:横浜8-4オリックス
敢闘選手賞:宮崎
「いやー、まさかこんな展開になるとはね」
結乃が目を丸くしている。
「びっくりだったねー」
理衣も驚きを隠せない。
何せ相手は好調の宮城、防御率も1点台。
厳しい戦いになると思ったのだが。
「立ち上がりを攻めて、1回、2回で7点だからね!」
「見事な先制、このところなかったもんね」
「やっぱり宮崎よね。復帰して5番に入って、1死満塁のチャンスに走者一掃のタイムリー!」
「頼りになります!」
やはり宮崎がいるといないでは打線が大きく違う。
「初回、そこで終わらずソトにもタイムリーが出たのも大きかったわね」
「初回に4点、ビッグイニングだね」
「さらに2回は一発攻勢で追加点!」
「桑原選手、そして牧選手がデスターシャ!」
すぐに追加点を取れたのも大きい。
初回得点のみでじわじわ点を取られたりすると嫌な展開になるところ。
相手の点が入る前に、点を取れて7点リード。
この時点で、かなり勝利に近づいた。
「中盤にも宮崎のHRで追加点して、その後は抑え込まれたけれど、さすがに8点取れば文句はないわ」
「7安打で8点だから効率も良かったしね」
「何が7安打中、6本が長打だからね。それも同じイニングに集中して出たし」
「とても良いです!」
こうなると投手陣も余裕が持てる。
「大貫も6回3失点と無難な投球ね」
「大量リードだから、こういう無難な投球で問題ないもんね」
「はやめに継投し、ウェンデルケン、伊勢と、翌日移動日で休みだから勝ちパを投入し、最後は上茶谷でフィニッシュ」
「1点は失ったけれど、ソロHRだけだったしね」
昔は、最終回5点差でも勝ちパ以外で安心して登板させられる投手がいなかった。
今はそうではないのがありがたい。
「ソフトバンク、オリックスの厳しいビジター6戦をなんとか五分で終えたからね」
「残りは横浜スタジアム、交流戦優勝を目指して!」
「まれにみる大混戦だから、ちょっと負けるとすぐに落ちるからね。優勝するには最低、4勝2敗は必要でしょうね」
「いきましょう!」
あとはDHがなくなって打線をどう組むか、ですね。