112023年7月9日 巨人戦
結果:横浜1-0巨人
敢闘選手賞:投手陣、牧
「延長12回で勝てた!」
結乃が喜色満面で言う。
「今季は延長12回、2死からとか嫌な思いがあるからね」
そう言いながらも、理衣も嬉しそうである。
両チーム無得点のまま延長12回、引き分けも目前。
そこで4番の一発で勝利した。
「しかしまあ、打線が全然ね!」
「この試合は6安打だね」
「初回よね、相手のエラーで無死1、2塁。そこで佐野が併殺打と」
「併殺が多いね、この連戦」
以降はあまりチャンスもなく、相手のメンデスを打てず。
「まあ、牧がHR打ったけれど、この日勝てたのは投手陣のおかげよね」
「先発の東投手が7回無失点!」
「球数は少なかったけれど、同点でチャンスに回ってきたから代打は致し方なしよね」
「きっちり抑えてくれたのが、勝利につながりました!」
その後もウェンデルケン、伊勢、森原、エスコバー、そして山崎と無失点リレー。
森原以降はパーフェクトリリーフだったのも嬉しい。
「いやー、苦しかったけれど、今永、東で勝利してカード勝ち越しできたからよしとしないとね」
「本当に、打線の状態が悪いだけに助かるよね」
「今週勝ったのは結局、バウアー、今永、東の試合なわけで、この3人の時になんとか勝たないとね」
「他の先発投手がみんな、ちょっとイマイチになっちゃったもんね」
シーズン序盤はバウアーと今永が合流すれば盤石な先発ローテなんて思っていたが、やはり思う通りにはいかない。
そんな簡単なものではない。
「打線にはどうにかしてもらうしかないから、それまで耐えて!」
「チーム全体でフォローしていきましょう!」