2023年9月10日 ヤクルト戦
結果:横浜6-4ヤクルト
敢闘選手賞:佐野、濱口
「どうにか逃げ切ったわね」
結乃が落ち着いた口調で言う。
「逃げ切りました!」
理衣が拍手する。
ヤクルトに追い上げられたが、なんとか勝ちきることが出来た。
「まあ、5回の集中打だけっつったらだけなんだけどね」
「いやいや、それでも出たからいいでしょ!」
「まあね、四球でもらったチャンスに、佐野、牧、宮崎が連続タイムリーとね」
「クリーンアップが仕事をすれば勝てます!」
5回に一挙5点を取得。
それでほぼ試合としては決まった感じではあったが、6回以降は1安打無得点。
「濱口だし、中継ぎだって盤石じゃないんだから、もっと攻めたかったわよね」
「まあね、でもまあ6点取ったわけだし」
一方で不安視された先発の濱口。
初回にいきなりHRを喰らったり、2回も先頭から連続ヒットを打たれたりもしたが。
7回を投げ切り、8回の途中まで投げて2失点と結果を出した。
「このところ延長戦もあって中継ぎが登板過多になっていたから気持ちはわかるけれど、8回は頭からウェンデルケンでも良かったわよね」
「まあ、濱口投手も完投したことあるし」
「あそこが勿体なかったわ」
「でも、最後は森原投手もドキドキしたけれど抑えたし」
「エラーはいかんわよね」
森原は危険球退場のあとだったから、どんな形でも無失点でセーブをあげられたことが重要だった。
「なんとか2勝1敗と勝ち越せたわね」
「4位とは1.5ゲーム差のままです」
「中日がねー、ちょっとねー」
「その中日さんと次は対戦なんだけどね」
一試合ずつ頑張っていきましょう。