2023年9月17日 阪神戦
結果:横浜1-0阪神/span>
敢闘選手賞:大田
「なんとか勝利したわね」
結乃が言う。
「本当に、どうにか、だね」
理衣が安堵したように言う。
デーゲームで広島、巨人が勝っており負けられない試合。
とはいえ先発は村上と濱口で分が悪いとは思っていたが。
投手陣が辛抱強く耐えて虎の子の一点を守った。
「とはいえ、打線は11安打で1点だからね! 本当に点を取るのが下手ね」
「やっととった1点が、代打の大田選手のホームランだからね」
「毎回のようにヒットは打ったけれど1本だけで、ようやくイニングにヒットを集中させた7回は送りバント失敗とか」
「その後、代打の宮崎選手がヒットを打ったけれど、点にはならなかったからね」
「送りバントを成功させておくか。あるいはチャンスに強いけれどバントが下手な大和にバントさせたのが失敗か」
「でも、そのミスも大田選手が取り返してくれました!」
手放しで喜べるような内容ではなかったのは確か。
そもそも前の試合で3安打猛打賞の大田を外したのはなぜなのか。
チャンスに強い大和にチャンスで代打指示はなんだったのか。
もう、こういうところがストレスになるわけなのだが。
「それでも勝てたのは、投手陣が無失点で切り抜けたからね」
「先発の濱口投手が6回3安打無失点の好投!」
「四球は4つあったんだけど、三振が7つとれたからね」
「そして7回以降は救援陣が無安打、パーフェクトに封じました!」
山崎が二軍調整となり。
今、一軍で一番信頼できる上茶谷、ウェンデルケン、森原のリレーで見事に封じ切った。
「とりあえずこれで首の皮が繋がった感じね」
「ここからは一つの敗戦が大きいからね」
「4位の巨人と4試合残しているのがね。しかも苦手投手が多いし」
「差を離しておきたいところだよね」
どうにか勝利し、2戦目の先発は大貫だった。
結局、若手は起用しないか。
「大貫も勝利が欲しいところね」
「とにかく粘りましょう!」
「相手はビーズリー、長いイニングはないでしょうから、序盤にリードを奪えるかね」
「連勝したい!」
あと、復帰した林が3安打したのは何気に大きいかもしれないですね。
これが続けば、ですが。