2023年9月18日 阪神戦
結果:横浜3-2阪神
敢闘選手賞:牧
「いやー、これまたよく勝てたわね」
結乃がなんともいえない感じで言う。
「延長戦で勝利です!」
理衣が拍手する。
連日の接戦。
というか、この日もミス連発だったわけで。
まだ優勝を決めていない阪神が相手だったらどうなっていたか分からない。
「それでもまあ、牧が3打点の、シーズン100打点を達成したからね」
「おめでとうございます!」
「もともと本塁打王をとれるタイプでもないからね、打点にこだわってきてきっちり答えを出したのはたいしたものね」
「なんとか打点王を取りたいね!」
8回の勝ち越しチャンスでは打てなかったが、その次ではきっちり決める。
4番が頼もしい。
「それで勝てたのも、投手陣が踏ん張ったからね」
「大貫投手が6回無失点と好投!」
「勝ちはつかなったけれど、リードを許さなかったのが大きいわよね」
「その後も、継投で踏ん張りました!」
味方のミスもあり上茶谷が同点に追いつかれたが、あそこは同点で踏ん張ったと思う。
勝ちこしたあとは、森原が1点は失ったがリードは守った。
抑えはそれで良いのだ。
「勝ったからまだ良いけれど、この日も守備で林のミス。結局、本職を決めない弊害よね」
「色々なポジションを守れるってのはあるけれど、どのポジションもそこまで上手くないとか、ね」
「あとはコロコロ変わるってのもあるでしょうね。ちゃんとポジションは争わせて固定を目指した方がいいと思うんだけど」
「ユーティリティ選手ばかり増えても、ってところだね」
どこもそれなりに守れるけれど、打力が低くて走力も守備力もそれなりの、似たような選手ばかり集まっても仕方ない。
そのポジションを選任にして、更に何か秀でたものがある選手とか欲しいのだけど。
「本来なら森が、なんだけどね」
「難しいね」
「守備だけでなく、走塁ミスでチャンスを逃したり、ホントによく勝てたわよねー」
「そういう日もあります」
この日、広島は負けたが巨人は勝った。
後ろとの差は変わらない。
「もー、一試合ずついくしかないわよ」
「最後まで頑張りましょう!」