2024年3月30日 広島戦
結果:横浜6-1広島
敢闘選手賞:平良、度会
「開幕2連勝!」
結乃がVサインを掲げる。
「これでカード勝ち越し! 開幕カードで勝ち越しです!」
理衣も喜びを見せる。
久しぶりの開幕戦勝利。
その勢いもあってか、見事に連勝である。
「しかし初回、いきなり度会が頭部死球のときはどうなるかと思ったわ」
「危険球だもんね。これでもし離脱なんてことになったら、って考えちゃったよね」
「スローで見ると、頭には当たっていなかった感じよね」
「何事も無くてよかったよね!」
開幕戦でいきなりHRを打ったから警戒されるのもわからないでもないが、それ以前の制球力だったような気がする。
「しかし死球を受けたけれどその後にプロ初盗塁は決めるわ、2試合連続HRは放つは、4安打するわ」
「最後の打席で3塁打が出ればサイクルだったんだけどね」
「それがなくても、全打席出塁でたいしたもんよ」
「これは本物と思ってよいかな!?」
滑り出しは文句なしであろう。
「と、打撃の方から入ったけれど、この試合はなんといっても平良でしょ!」
「あと一人で完封勝利だったんだけど」
「最後はさすがに疲れも出たかしらね。それでも9回2死まで投げて1失点だから文句なしよ」
「途中まではノーヒットだったしね」
毎年、出だしは良いのである。
あとは本人も言っていたが、これをシーズン中盤から後半まで安定できるか、というところ。
「残り1死とはいえピンチで登板したのがプロ初登板の徳山」
「それでもちゃんと三振をとって抑えました!」
「ここでさらにもう1点、2点取られると3試合目にも響いて嫌な感じになるからね。ここは評価しないと」
「こういう点差がある時やビハインドできっちり抑えて、信頼を積み重ねていきましょう!」
昔から、点差があってリードしている時でも勝ちパ以外が信頼できず、結局は勝ちパを投げさせざるをえない。
そんなこともあっただけに、ちゃんと抑えてまずは一安心。
投手も2人しか使わず、3戦目に投手をつぎ込むことも出来る。
「これで勝ちこしだけど、ここまできたら3連勝したいわね!」
「何せ過去、三浦監督は開幕カード勝ちなしだったからね・・・」
「開幕3タテ喰らってのスタートが2年だからね。ここは3タテを!」
「それも大貫投手にかかります!」
昨年は満足いく結果を残せなかった大貫。
今年はやり返してくれ!