2024年5月3日 広島戦
結果:横浜2-0広島
敢闘選手賞:東、伊勢
「おー、これで3連勝か」
結乃が驚いた様に言う。
「見事に完封リレーです!」
理衣も万歳する。
前の試合では打線が爆発して勝利したが、やはり次の試合では打線が湿った。
そこを補うのがやはりエース、東の投球だった。
「8回途中まで無失点の好投はさすがね」
「これで3勝目です!」
「なんだかんだ7回、8回と投げてくれるから助かるわよね」
「打線の援護には恵まれませんでしたが、点を取られなければ問題なし!」
先頭打者を出した2回は併殺で切りぬけ。
7回に二人のランナーを出すも、そこも切り抜け。
ただ、さすがに8回は疲れも出たのか先頭から二連打でピンチを迎えた。
「1死2、3塁のピンチで登板した伊勢が見事に火消しをしてくれたわね」
「あそこは大きかったね!」
「1ヒットで2点。犠牲フライとかで1点とられても1点差になるし、敵地だし、0点に抑えたのは大きかったわ」
「こういう役割が大きいよね!」
9回は森原が登板して危なげなくセーブ。
完封リレーを完成させた。
「一方で打撃陣はやっぱり、爆発のあとの試合ということで打てなかったわね」
「わずか5安打、だもんね。しかもそのうち4安打が2回まで」
「まあ、ある意味効率よく少ないヒットを集中させたともいうわね」
「タイムリーもなく、内野ゴロの間と犠牲フライという点の取り方も、地味だけど重要だね」
2回は無死満塁を作り上げたが、そこで迎えた打者が東ということもあって難しかった。
下手に打ってホームゲッツーは最悪。
三振して1死満塁となり、1番の桑原で点を取らなければならないところで、ちゃんと犠牲フライを打てたのは評価したい。
「3回以降は三者凡退が続いて殆どノーチャンスだったからね」
「いやー、よく逃げ切れました!」
敵地で初戦を取り、チームとしても三連勝となり借金1。
「2戦目はケイ、好投し始めているから援護したいわね」
「相手が苦手の森下投手。なんとか打ちたいところだけど」
「森下には打者としてもやられているからね、やり返さないと!」
「連勝をのばしましょう!」
一気に5割に戻したいですね。