2024年5月21日 ヤクルト戦
結果:横浜7-0ヤクルト
敢闘選手賞:ケイ
「いやー、久しぶりに快勝だったわね」
結乃が笑顔で言う。
「投打がかみ合っての完封勝利だもんね!」
理衣も握りこぶしを突き上げる。
とはいえ、初回は嫌な攻撃だった。
1番の蛯名が出塁も盗塁死。
その後、佐野が2塁打も無得点と、またも点が取れないのかと思わせた。
「さらに2回、無死2、3塁から森が三振で1アウト。打順も8番、9番でもしここでも1点も取れないとマズイ感じのところ」
「8番に入っていた林選手が先制の2点3塁打!」
「最低でも1点のところ、2点取れたのは大きかったわね」
「序盤から打撃不振だった林選手も、少しは気が楽になったかな?
とはいえこの日はこの1安打のみで2三振。
まだまだこれからである。
「2点じゃわからないところ、3回には佐野、宮崎のホームランで追加点!」
「HRなら文句なく点が入るもんね!」
「序盤から4点の援護なんて久しぶりじゃないかしら?」
「毎試合、こうできていたら文句はないけれど、そううまくはいかなよね」
それでも4点の援護は大きい。
勝ち運のなかったケイだったが、この日は8回まで被安打4、四死球1つと実に安定した投球。
「8回無失点の好投でようやく2勝目か」
「これまでも先発としての仕事はしてくれていたんだよね」
「6回2、3失点くらいだから防御率はよくないけれど、そこまでは投げてくれていたからね」
「この試合は文句なしでした!」
勝ちパターンも起用せず、坂本が9回をきっちり締めてくれたのも良かった。
「打線も8回にはダメ押しの3点を取ったし、先発野手全員安打したし」
「みんなきっちり仕事をしたったことだね」
チームとしては牧が登録抹消となった中で勝てた。
これも良かった。
「しかし、牧は結局抹消か。それならさっさと抹消できなかったのかしらね」
「まあ、様子をみていけそうだったけれど安全をとったってことかな」
「なんにせよ、しばらく2塁が空いて他の選手にはチャンスだからね!」
「ここでアピールしたいよね」
スタメンに入った林はもちろん、一軍にあがってきた知野、そして森や今は二軍にいる石上。
この辺がどういう仕事をしてみせるか。
「2戦目はジャクソン! 調整できているといいけれど」
「ケイ投手に続いて欲しいね!」
今日の試合をもとに、波にのりたいですね。