2024年6月1日 日ハム戦
結果:横浜4-3日ハム
敢闘選手賞:牧、伊藤光、佐々木、中川虎
「この試合でも9回に田中正義からホームラン!」
結乃が拳をつきあげる。
「この日はスタメン復帰した牧選手です!」
理衣も拍手して喜ぶ。
相手先発が加藤ということで、あまり得点は期待できないと思えた試合。
先発の中川がきっちり試合を作れるかが鍵ではあった。
「中川は4回2失点、役割は果たしてくれたわね」
「でも、アクシデントで降板したのが心配だね」
「投げると何やら負傷するわね。とりあえず一度抹消してきっちり治してくること!」
「また先発ローテの見直しだね」
そんな状況で急遽登板の佐々木が2イニングを0で抑えてくれたのが大きかった。
「先発が早い回で降りてね、苦しいところを助かったわ」
「これからも頼みます!」
「そして打線では、スタメンマスクの伊藤光が2ランホームラン!」
「今季は打撃の調子がいいよね」
「出た試合できっちり結果を残してくれているのよね」
「2打席目も2塁打を放ち、梶原選手のヒットでホームを踏みました!」
「伊藤光、梶原の下位打線で3点をとったからね」
「梶原選手もこのチャンスに必死です!」
この日は相手が左腕の加藤ということもあったろうが、とうとう佐野がスタメンから外れた。
こういう起用を是非、今後も続けて欲しい。
もちろん、佐野が良ければ佐野を使えば良い。
「とはいえ、1戦目で東が6イニングで降板して延長に入ったから、投手陣も楽ではないわ」
「伊勢投手もいないしね」
「ここまで頑張っていた坂本が7回に失点して同点に追いつかれて嫌な感じに」
「それでも8回、中川虎投手が好投で流れを引き寄せます!」
そして9回、相手は抑えの田中正義。
「しかしベイスターズはその田中を打つ!」
「初戦のオースティン選手に続いて、この試合では牧選手が勝ち越しのホームラン!」
「これがこの打線の強み! 9回は森原がきっちり抑えて連勝よ!」
「接戦を勝ちきりました!」
この試合は牧が復帰したが、佐野を外して梶原を出し続けている。
選手の状態を見て、この先もそんな形を続けたい。
「DHだし、佐野か筒香をDHにするか、オースティンをDHで佐野がファーストなら梶原も起用できるからね」
「あとは横浜に戻ったらどうするか、だね」
「今の梶原だったら起用し続けたいからね、そこは首脳陣の判断よ」
「足もあるし、肩も見せてくれたし、使い続けたいね!」
「そしてこの試合で中川虎大がプロ7年目で念願の初勝利!」
「おめでとうございます!」
「良い球は投げるんだけど、制球に課題があってなかなか好投を続けられなかったんだけどね」
「地道な努力が実を結びました!」
育成からあがってようやくここまで来た。
更に安定感を増していきたい。
「さ、3連勝目指して今度こそ大貫を援護しないと! 大貫もテンポよく投げるのよ!」
「相手は福島投手、まだ勝利はないけれどなかなか良い投球をしているね」
「でもイニング数はあまり稼げてないわね。やはり序盤に得点できるか。こっちも森原が連投で多分使えないから、点差をつけたいわね」
「大貫投手にも長いイニングを期待です!」
交流戦はセリーグがやたらサヨナラ負けをくらって劣勢だが、ゲーム差を詰めるチャンスでもある。
3連勝、いきましょう!