「交流戦も終了してリーグ戦まで日があくわね」
結乃が落ち着いた口調で言う。
「選手たちはゆっくりと休んで欲しいね」
理衣は笑顔で言う。
途中はどうなるかと思った交流戦だったが。
結果的には上昇気流に乗ってフィニッシュした。
「ということで2024年の交流戦を軽く振り返ってみるわよ!」
「待ってました!
★2024年交流戦結果(※阪神-日ハム戦を残した状態です)
勝敗:11勝7敗(3位、セリーグ1位)
打率:.264(1位)
得点:72(1位)
失点:57(8位)
本塁打:16(1位)
盗塁:6(10位タイ)
防御率:2.82(9位)
「明らかに打撃が良い感じの数字ね」
「でも、そんな感じしないんだよね」
「まー効率悪かったし、ロッテ戦の大量得点があったからね」
「それでも最終週は投打とも良い感じだったね!」
トータル的には打線で補ったということになる。
その立役者はオースティンだろう。
最終週はそこに度会が加わる感じか。
「オースティンはやっぱり常時出場すればこれくらいの成績は残すのよ」
「ホームランも多く打って、打率も打点もよかったもんね」
「全力疾走を怠って欲しいと願われる稀有な選手ね」
「あはは」
投手陣はやっぱり救世主的になった石田裕太郎だろう。
そして勝ちパ崩壊の中で頑張ってくれた若手ブルペン陣の徳山、坂本、中川、京山、といったところ。
「投手陣は殆ど実績無いようなブルペン陣でよく踏ん張ったわよ」
「確かにね、先発だって、東投手だけだよね、昨年から継続しているの」
「ケイにジャクソンに石田裕太郎だもんね」
「これで2023年と同じ11勝7敗の成績だから立派だよね!」
とはいえ、交流戦でもホームでの弱さは払しょくされず。
ホーム:3勝6敗
ビジター:8勝1敗
と、実に極端な結果に終わった。
「リーグ戦でも同様だし、とにかくホームでの勝率をあげないと上位にはいけないからね!」
「ローテの巡りなのか相手との組み合わせなのか、不思議だよね」
「とりあえずリーグ戦再開後の初戦は幸いにも甲子園でビジターだから、ここで勢いつけていきましょう!」
「なんと言ったらよいのやら」
中盤はどうなるかと思いましたが、終わってみれば良い結果の交流戦でした。
これが浮上のきっかけになると良いですね。