2024年7月9日 中日戦
結果:横浜6-5中日
敢闘選手賞:オースティン、山本
「いやー、なんとか勝ったわね」
汗を拭う結乃。
「本当にね、とりあえず勝てたことが良かった!」
理衣も安堵の息を漏らす。
スターナイトの初戦、面白ムービーは置いておいて。
9回で勝ちきりたい試合だったが、今の中継ぎ陣ではそうはいかずに追いつかれて延長戦。
最後はオースティンの一発でサヨナラ勝ち。
「勝ったけれどやっぱり中継ぎがきついわね!」
「まあ、仕方ないことだよね」
「こういう厳しい状況を経験できていると思えば良いのかしら」
「ポジティブに考えないと!」
頑張ってくれているのは確かだけれど、勝ちパがいないのがキツイ。
最も頼りになる坂本は火消し役で登板するため、7、8回を色々な投手でまわすが、やはり厳しい。
「この試合はウィックが打たれて京山も抑えきれなかったわね」
「良い投球してくれる時もあるから、ここだけで批判は出来ないけどね」
「中継ぎ投手の登板人数が多くなると、今のメンツだとどうしてもね」
「悪いながらに抑える、ってのも難しいしね」
それでも勝ち越しまで許さなかったので良しとしなければ。
「先発の石田も良くて4戦4勝も狙えたんだけどね」
「6回はやっぱりスタミナ的なものかな?」
「まあ、その辺は分からないけれど、課題が明確なら良いわよ」
「5回までは粘って無失点でいっていたしね」
先発の5、6番手と考えれば悪くない。
「徳山も疲れかしら? ぴりっとしなかったわね」
「山本選手が牽制で2つアウトとったのが凄かったね!」
「本当、祐大はHRもうったし、よかったわ」
「頼もしいです!」
打撃陣は頑張った。
佐野の3ランで先制し、山本のソロで追加点。
「度会だけ6の0で打てなかったけれど、甲子園を引きずっていないかしら?」
「気持ちを切り替えていきましょう!」
「これで負けていたら目も当てられなかったけれど、オースティンが決めてくれたわね」
「打った瞬間! 6月月間MVPもおめでとうございます!」
やはり怪我せずに出場出来ればこれくらいはやってくれるのだ。
「さあ、2戦目の東は完投するしかないわよ!」
「またそんな厳しいことを」
「もしくは打線が爆発して大量点をとり、今日投げていない佐々木やディアスで締められるようにすること!」
「本当にそれだね」
「心配なのは相手が育成出身のプロ初登板、松木平が相手ということ。初物に弱い!」
「そんなことは言ってられません」
前回の厳しい時は平良が完封で助けてくれた。
東、エースとして負けてられないぞ。