2024年7月15日 広島戦
結果:横浜6-0広島
敢闘選手賞:濱口、佐野
「いやー、まさか濱口が完投するとか嬉しい誤算ね」
結乃が笑いながら言う。
「色々な声がありましたが、結果でこたえてくれました!」
理衣が拍手する。
今季、期待を裏切った投球ばかり見せてきた濱口。
そしてこの日は広島が相手で決して相性はよくなかった、はず。
いやらしい広島のような打線は苦手なタイプだと思っていたが。
「本当にまさかの完投よね。わずか4安打、そして四死球も3つに抑えたわ」
「9回は交代かなとも思ったけれど、最後までいったね」
「なんだかんだ中継ぎは苦しいし、実績の少ない若手組で疲労も見えているからね」
「これで2、3戦目の中継ぎ運用も楽になってきました!」
巨人との3戦目とこの試合で中継ぎを温存できた。
広島3戦目は東で長いイニングを投げてくれる可能性が高いので、2戦目の石田の時に中継ぎを投入できる。
「とはいえ、康晃は横浜での広島戦は苦手だから、どうするかね」
「まあ、打線が点をとってくれれば!」
「そうね、この試合も13安打6得点と打ってくれたしね」
「また初回に即効、梶原選手、度会選手、佐野選手の3連打で先制!」
「この日はオースティンがお休みだったけれど、問題なかったわね」
「宮崎選手の犠牲フライも出て初回に2点先制です!」
欲を言えばなお1死2、3塁でもう1点欲しかったが。
この日は山本が5-0でブレーキになった。
「まあ山本は守備で貢献してくれているし。前半戦、疲れもあるでしょうし」
「他の選手が打っているしね!」
「梶原が3安打、度会も久しぶりにマルチ打ったし」
「何より佐野選手が好調になったのが大きいね!」
一時期打てなくて色々と文句を言われていた佐野が良いところで打ってくれている。
首位打者を獲得したころの佐野が戻って来たか?
「ということで、文句なしの快勝! あとは濱口がこの投球を次もできるか!?」
「信頼回復は続けないとね」
「そして2戦目は石田、果たして好投は続くか??」
「やっぱり打線が援護したいね」
今までは好投しているけれど相手も研究をしてくる。
さて、どんな投球を見せてくれるでしょうかね?
カード勝ち越ししましょう!