2024年9月18日 巨人戦
結果:横浜2-2巨人
敢闘選手賞:-
「うーん、勝てなかったというべきか、負けなかったと言うべきか」
結乃が首を捻りながら言う。
「引き分けだけど、この時期の引き分けはねー」
理衣も悔しそうに言う。
とはいえ、試合内容的には終始押され気味。
6回に出た牧の一発以外、チャンスは8回だけ。
他の回はほぼほぼノーチャンスのなかでどうにか2点をとって引き分けたともいえる。
「本来ならね、8回に1点勝ち越してそのまま逃げ切りたいんだけど」
「今シーズンは勝ちパターンがかたまらなくて苦労しているからね」
「JBも先頭に四球だからね、そこから失点てのがさ」
「悔やまれるところではあるよね」
しかし宮崎の押し出し四球もストライクかボールかかなり微妙なところ。
そう考えると、あまり無理も言えない気になってしまう。
ま、そこは気にせずとも勝ち越したんだから逃げ切れってのが本来なんですが、それが今シーズンは難しい。
「延長は11回、12回と連続でサヨナラのピンチだったけれど、この試合はどうにか切り抜けたわね」
「ドキドキしました!」
「やっぱ打線がどうにかしてあげないとダメよね」
「クリーンナップがノーヒットだったからね」
これで負けはしなかったが引き分けで巨人にマジックが点灯した。
「最悪の負けよりはまだマシってところだけど、もう切り替えて2戦目に向かうしかないわ!」
「中5日でケイ投手がいくね」
「まあ、そうなるわよね。しかし森原は投げられないでしょうし、それこそ打線が頑張らないとだけど」
「相手が戸郷投手だもんね」
ただ、戸郷は今季まだ横浜相手に勝利はしていない。
防御率は悪くないので、打てているわけではないが。
また、横浜ならともかく東京ドームだとやはりあまり打てない印象がある。
チームとしては初戦からウィック、森原が回跨ぎしてようやく引き分けというのは痛いが、負けるよりはマシか。
相手が戸郷だろうが、打線が援護していくしかない。
「うだうだ言っても仕方ない、戸郷を打ち崩すわよ!」
「この日あたりのなかった3、4、5番、お願いします!」
「絶対に勝つわよ!」
「おー!」
もう、気合しかありません。
しかし連戦の初戦でこれだけ疲れてその後に阪神が万全の状態で待っているのがキツイですね。