2024年9月30日 阪神戦
結果:横浜2-0阪神
敢闘選手賞:吉野、宮崎
「初戦に勝ってればなー!」
結乃が悔しそうに言う。
「この試合に勝ったことを喜びましょう!」
理衣は素直に喜ぶ。
初戦、まさかの逆転負けを喫して苦しい2戦目。
先発は吉野で相手が青柳という状況下で、吉野がまさかの6回ノーヒットピッチング。
「吉野、良い時は良いわよね」
「球数が多くなったので6回で降板だけど、被安打ゼロだもんね」
「こういう投球が安定してできるとね。まあ、阪神も2位確定して少し気が緩んでいたかもだけど」
「CSで戦うかもしれない相手にそれはないでしょ」
初戦に中継ぎを投入していただけに、6回を投げてくれたのはありがたい。
そのまま伊勢、佐々木、森原と繋いで完封リレー。
「まさか8回に佐々木を出すとは思わなかったけどね」
「ウィック投手がいないから、相手の打者や状況に応じて使い分けかもね」
「まー、そうするしかないわよね」
「でも8回までノーヒットに抑えていたんだよね」
最終回、森原がヒットを打たれて継投でのノーノーはなくなったが、勝利が大事。
「しかし勝利したとはいえ、相変わらず青柳相手に効果のない青柳対策」
「そ、そういうことは言わない方が」
「5番から戸柱、神里、京田、森とか、点数を取りに行ってないじゃない」
「そ、そんなことないはず!」
まあ戸柱と京田はヒットを打ったし、2回、3回とチャンスは作ったがいずれも併殺で終了。
「相変わらずの攻撃って感じよね」
「走塁死もあったもんね」
「結局、点を取ったのは代打宮崎の2ラン!」
「その前に大ファウルを放って、リクエストして変わらずのあとの初球に同じような弾道のホームランとか!」
「さすがとしかいいようがないわよね」
今さら神里を起用するのは、まだ青柳に強いと思っているのか。
それなら度会を起用してもらいたいと言うのは、ファンの勝手な思いなのか。
「とりあえずCSには近づいたけれど、ここまできたら度会とかそういう若手も起用しつつ目指して欲しいという思いはあるわよね」
「そういう経験も重要だよね」
「知野とか林とか東妻とか、もっと使いどころ無いのかしらね。ホント、せっかくなのに」
それよりもベテラン、中堅を重視の起用はやはり変わらないか。
何が正解とかではないが、ワクワクする選手をもっと見たい。
「さて、これで次は3位を争う広島との対戦ね」
「ここでジャクソン投手を投入です!」
「勝てば、CSはかなり近づくけれど、さてどうなるかしらね」
「広島さんも状態は悪いとはいえ、ここで負けたら後がないから必死で来るだろうしね」
一方で大田、楠本の来季戦力構想外の発表も出た。
そういう時期であり、この後また新たに発表もあるだろう。
それぞれがどういう決断を下すか分からないが、横浜に来てくれて、横浜のために力を注いでくれてありがとう!