2024年10月20日 巨人戦
結果:横浜3-2巨人
敢闘選手賞:森敬斗、全員
「勝利! 2017年以来の日本シリーズ進出決定!」
結乃が両こぶしを突き上げる。
「勝ちました! 苦しい中での勝利です!」
理衣が両手を挙げてバンザイする。
3勝3敗で迎えた最終戦。
3連敗からの2連勝で流れは巨人にある中で、しかも先制された中で逆転勝利できたのは大きい。
「いやー、森よね。森で始まり森で決着つけた試合だったわね」
「初回、いきなりエラーで失点したときは、SNSでも散々叩かれていたみたいだけど」
「まーねー。でもその失敗を取り返したからね」
「打撃と走塁でチームに貢献です!」
「まずは5回、2点ビハインドのところで1点を返すタイムリー3塁打!」
「本当に、打撃でみせてくれるよね」
「3塁打だから、次のフォードのタイムリーで2点目を踏んだしね」
「これでエラーを帳消しだね!」
エラーからの失点、そしてスクイズでの失点と、いやな形の2失点を取り返し追いついた。
後半に入る前に追いつけたのが大きかった。
その後は一進一退、お互いにチャンスは作るも決定だなく迎えた9回。
「ヒットで出た森を送って2塁。次の桑原の3ゴロで森が3塁にいけたのが大きかったわね!」
「あれは見事な走塁だったね!」
「一度、2塁に戻る素振りをみせてから、相手が送球すると同時に3塁にスタート。こんなことができたのね」
「先の塁を狙う姿勢だね」
そして森の脚があるからこそ、思い切ってできることでもある。
それが、次の牧の勝ち越しタイムリーに繋がった。
「投手陣も2失点で踏ん張り、何より相手にタイムリーを許さなかったのがいいわね」
「本当、皆頑張ってくれました!」
これでソフトバンクが待ち受ける日本シリーズに進出。
2017年の再来、いや、リベンジの機会。
しかし、チームは満身創痍の状態で非常に厳しいが。
「特に宮崎が心配よね。打撃の内容も明らかに悪いし」
「これで3試合連続2三振という、とんでもないことになっているしね」
「宮崎がいないとキツイし、4日間で宮崎含めどれだけリカバリーできるかね・・・」
「ソフトバンクさんより5試合多く戦っているしね」
3試合で決めたソフトバンクに対し、横浜は阪神、巨人と8試合を戦った。
「でも、それは3位なんだから仕方ない。ここまできたらやるだけよ」
「圧倒的な力でパリーグをぶっちぎったソフトバンクさんに、どれだけ対抗できるか、ね」
「まあ、その前にまずは素直に喜んで、休みましょう」
「まずはお疲れ様でした!」
その次のことは、また改めて考えましょう。
改めておめでとうございます!