2024年振り返り #7 横浜残留!リーグ優勝に向けて必要ですよ 佐野 恵太
「横浜残留を決めてくれた佐野ね」
結乃が真面目な表情で言う。
「ありがとうございます! やっぱり佐野選手は必要です!」
理衣ももろ手で喜ぶ。
ドラフト9位から首位打者獲得まで至った。
まだまだ打棒は頼りになるし、仮に他球団に入ったら脅威になる。
#7 佐野 恵太
出場試合 : 139
打数 : 524
打率 :.273
出塁率 :.322
安打数 : 143
HR : 8
打点 : 62
得点 : 51
盗塁 : 0
OPS :.705
「投高のシーズンということもあって、やっぱり数字的には落としているわよね」
「やっぱり3割近くを期待しちゃうね」
「というか、佐野の守備力を考えるとそれくらいは打ってくれないと、って感じになるのよね」
「まあ、守備の選手ではないからね」
守備はあまり上手くなく、足も速くない。
となれば打撃で貢献してくれないといけない選手なわけだが、今シーズンはHRも多くない。
「まあ、重要なのは打点だとは思うけれど、一発があると思わせるためにも15本くらいは打って欲しいわよね」
「それくらいは十分に打てる力があるもんね」
「その力を見せて欲しいわね」
「3割、15本、70打点、てところかな」
佐野に求めるのはそういう感じ。
外野は競争も激しく、残留したとはいえレギュラー確定とは言い切れない。
「レフトには筒香もいるし、桑原、梶原、蛯名、度会とかみんな一軍出場しておかしくないのが多いからね」
「その中で勝ち取らないといけないわけだもんね」
「特にレフトは打力が期待されるから、佐野か筒香か、どちらかは控えになるからね」
「勿体ないけれど、それがまたチーム力を上げるわけだからね」
チームとしては必要な戦力。
それでもポジションは奪い取る、当たり前のことだが厳しいものでもある。
「残留を決めてくれた以上、こっちとしては全力で応援するだけだからね」
「やっぱり残ってくれるのは嬉しいね!」
「そういうチームになったってこと。2025年リーグ優勝に向けて頼むわよ!」
「侍ジャパンにも選出されて、更に一回り成長してきてください!」