2024年振り返り #10 準備を怠らない姿勢がポストシーズンでの活躍に! 戸柱 恭孝
「CS、日本シリーズと大活躍の戸柱ね」
結乃が腕組みをして頷く。
「本当に頼りになりました!」
理衣が拍手をする。
シーズンの出番は山本に正捕手の座を譲り少なくとも。
準備を怠らず、ベンチ内でも常にやるべきことを行ってきたその姿勢が、最後につながった。
#10 戸柱 恭孝
出場試合 : 46
打数 : 90
打率 :.244
出塁率 :.292
安打数 : 22
HR : 0
打点 : 4
得点 : 4
盗塁 : 0
OPS :.581
「本当、戸柱がいたからこそCSを勝ち抜き、日本シリーズで優勝することができたようなものよね」
「ベイスターズに残ってくれてありがとうございます!」
「ベテラン捕手がいてくれることの安心感よね」
「かつて日本シリーズの経験もあることも大きかったね」
シーズン終盤に山本が骨折して離脱。
CSでは伊藤光も肉離れを発症して離脱。
残されたのは戸柱と、一軍経験の殆どない松尾や益子といった若いメンバーのみ。
実質、戸柱一人という状況だった。
「祝勝会で石井コーチも言っていたけれど、日々の練習と準備は嘘をつかない、それを見せてくれたわね」
「本当にね、野球の神様は見てくれていたんだよね」
「捕手として投手をリードしてくれるだけでも十分なのに、ポストシーズンでは打撃でも良いところで打ってくれてね」
「下位打線で切れ目を作らなかったのは大きかったよね」
捕手が打てると本当に助かる。
シーズンの出番は少なくそれほど打ったわけではないが、短期決戦であれだけ打ってくれたら相手も嫌だろう。
「とはいえ、山本の怪我が治れば立ち位置としては捕手の二番手以下になるのは同じだからね」
「そこも競争になるのは仕方ないよね」
「同じように、気持ちを切らさずにプレイして欲しいわね。それに、まだまだ若手の壁になっても良いんだけどね」
「まだまだ力が必要です!」
「シーズン評価は50点、ポストシーズンは100点、ってとこね」
「点数付け、このところずっと忘れていたよね・・・」
過酷なキャッチャーというポジション。
戸柱も発言していたが、誰か一人というのではなく、捕手陣全員でリーグ優勝に向けて頑張って欲しい。
戸柱なら、そんな捕手陣も纏められるはず。
頼みます!