2024年振り返り #11 エースとして安定感抜群の姿、頼もしき男! 東 克樹
「今シーズンもエースとしてフルに活躍してくれた東ね」
結乃が頷きつつ言う。
「本当に、ありがとうございました!」
理衣が一礼する。
二年続けて安定感抜群の投球でチームを助けてくれた。
連続QSこそ途切れたものの、その成績が色あせるものではない。
#11 東 克樹
出場試合 : 26
投球回数 :183.0
防御率 : 2.16
勝利 : 13
敗戦 : 4
ホールド : 0
セーブ : 0
被打率 : .243
WHIP : 1.05
奪三振 : 140
失点 : 45
「数字をみても立派なモノよね」
「投球回数も12球団で最多だしね」
「それが全てを物語っているわよね。勝利数とかは、打線や相手との兼ね合いもあるし」
「ずっとQSを続けていたってのが、この数字に繋がっているわけだよね」
QSを続けるということは投球回数が多くなる。
それだけ投げられるということは当然、相手打線を抑えているわけで、それ以外の指標も良くなる。
いや、良くないと続けることなどできない記録なのである。
「防御率やWHIPなどの数字は2024年に比べると悪化したとはいえ」
「いやでも立派なものだよね」
「東がいてくれるから、ローテを作ることも計算できるのよね」
「東投手ならちゃんと投げてくれる、っていう信頼感だね」
「これはもう95点くらい付けちゃうわね」
「100点でもいいくらい!」
今永、バウアーが抜けた中、東にかかる期待は必然的に高くなった。
その期待に見事に応えてくれたのが凄い。
「それでも本人はまだまだ、三年連続で記録を残してこそ、って言っているからね」
「怪我して投げられなかった期間が長かったのもあるし、そう思う部分もあるんだろうね」
「しっかりケアして、2025年を迎えて欲しいわね」
「ホント、最後の方は体も限界だっただろうしね」
CSで肉離れを発症。
短期間で療養し、日本シリーズに登板すると7イニングを投げ10安打を浴びながら1失点で勝利投手という姿を見せてくれた。
日本シリーズは本当に最後の7戦までいかなくて良かった。
「2025年も成績を残し、本人も言っているように是非、三年連続で結果を見せて欲しいわね」
「それだけのことができる選手です!」
「東という柱があることで、他の選手も、首脳陣も、色々と考えられるところがあるからね」
「まさに大黒柱だね!」
安定感で言えばDeNAの今までの投手の中でも最高だろう。
それを是非、長い期間持続できるような投手になってもらいたいですね。