「2025年シーズンの外国人選手の契約が発表されたわね！」
結乃が拳を握りしめて言う。
「待っていた発表です！」
理衣も嬉しそうに言う。
オースティン、ジャクソン、ケイ、ウィックの四人が2025年も契約することが正式に決定。
ウェンデルケン、フォードは残念ながら退団となった。
「まずは残留になった四人、頼むわよ！」
「頼もしい４人が残ってくれました！」
「主砲、先発２枚に、中継ぎと、主力を担う４人が残ったのは大きいわね」
「本当、有難いねぇ」
オースティンは怪我さえなければ力を発揮してくれることを2024年に改めて証明した。
守備もファーストなら外野ほど怪我のリスクは高くない。
休養を挟みつつ一年間働いて欲しい。
ジャクソンとケイはＣＳ、日本シリーズでも好投した通り先発の柱となる役割。
ＮＰＢの野球にも慣れた後はきっちり結果を残してくれた。
ケイはやや不安定なところはあるが……
ウィックは最後に肉離れで離脱してしまったが、終盤は中継ぎの主力として活躍。
威力のあるストレートが頼もしかった。
「もしかしたら新たな外国人選手の獲得はあるかもだけど、まずはこの４人がメインになるわよね」
「実績も残してくれたしね」
「あとは、投手、野手、一人くらいずつ補強するかどうかね」
「野手は欲しい気もするよね」
オースティンのバックアップが不在となる。
フォードは二年目は更に活躍も期待されるが、守備位置がないので飼い殺しになる可能性が高く、リリースも仕方ないだろう。
「ＪＢは勿体ないけれど、今季の成績が少し物足りず、年俸との兼ね合いもあるし難しかったのかもね」
「それでも二年間、ありがとうございました！」
「ＪＢ、フォードとも、他の球団が興味を示してもおかしくないわよね」
「メジャーとかにいかない限り、可能性は十分にあるよね」
特にフォードはＤＨのあるパリーグならハマりそうに思える。
ＪＢも、中継ぎに苦労しているチームなら主力になれる力はある。
「まだこの後、新たな外国人選手の情報もあるかもだけど、まずはよかったと思わないと」
「横浜の外国人選手は頼りになります！」
「ＪＢとフォードもありがとう！ フォードは２軍の日本一にも貢献してくれたしね」
「ホント、日本一の使者だったのかもね！」
佐野の残留に続いての報せ。
あとは、補強選手がどうなるか、でしょうかね。
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