2024年振り返り #24 一軍登板しプロ初勝利ちチームに貢献! 吉野光樹
「一軍登板、そして初勝利をあげた吉野ね」
結乃が頷いて言う。
「プロ一軍デビュー、おめでとうございます!」
理衣が拍手する。
社会人卒のドラ2、当然ながら即戦力として入団。
しかし1年目は一軍登板すらならず、厳しい評価もされてきて二年目、ようやくというところである。
#24 吉野光樹
出場試合 : 7
投球回数 : 31.1
防御率 : 4.31
勝利 : 3
敗戦 : 2
ホールド : 0
セーブ : 0
被打率 : .274
WHIP : 1.44
奪三振 : 29
失点 : 15
「もちろん、まだまだ納得できる数字ではないけれど、それでもチームに貢献はしてくれたことは間違いないわ」
「先発ローテが苦しい中で3勝をあげてくれました!」
「石田の4勝とあわせてこの7勝が大きかったわね」
「この経験からさらに羽ばたいて欲しいね」
チーム状況で先発ローテが苦しくて人がいないからあげて投げさせたというのはある。
でも、そういった少ないチャンスを掴めるかどうかが転換点。
プロ初勝利をあげ、そこから重ねて3勝したのは吉野がそのチャンスを掴んだから。
「まずは60点というところね」
「及第点。ここからどう上げていけるかだね」
「三振は意外と取れているからね。四死球を減らすのと、イニング数以上に打たれているヒットを減らさないとね」
「まだまだ伸びしろがあるということだね」
三振数はそれなりなので、良い球を持っているということ。
一方で被打率が高いのは、制球やらキレやら色々と甘いのだろう。
その辺の精度を高めていけるか。
「2025年は先発ローテ争いからだけど、そこに名を連ねているのは確かだから」
「今季の3勝が大きいね。CSでも登板があったし、色々と貴重な経験したしね」
「信頼を得ているわけじゃないからね、でもチャンスはあるだろうから、まずはキャンプ、オープン戦で結果を残さないとね」
「即戦力ルーキーも入るし、競争は熾烈になりそうだね」
とはいえ、東、ジャクソン、ケイ以外はまだまだどうなるか分からない。
ドラ2の力を見せてくれ。