2024年振り返り #32 競争も厳しく二軍でもまだまだ、厳しい立場ですね 益子京右
「益子か。一軍の壁は厚いわね」
結乃が難し気な表情を浮かべて言う。
「今シーズンは一軍の試合には出られなかったね」
理衣も残念そうに言う。
捕手というポジション。
山本、戸柱、伊藤の一軍捕手に、松尾も出てきた。
山本、伊藤の怪我でサブ的に一軍には上がってきたが、出番はなかった。
#32 益子 京右
出場試合 : 70
打数 : 155
打率 :.219
HR : 4
打点 : 19
得点 : 16
盗塁 : 3
「二軍での成績もなかなか厳しいわね」
「捕手だから、まずは守備からだとは思うけれど」
「でも山本、松尾と、打てる捕手が出てきているわけでね」
「守備でよほど、ってのも難しいところだしねぇ」
何せ松尾は二軍でも3割を打っているわけで。
そうなると、立場的には苦しくなる。
「捕手というポジション的に、そうそう戦力外になることはないとは思うけれど」
「それでも二軍にずっとい続けるわけにもいかないしね」
「来シーズンが25歳とまだ若いとはいえ、ここらでもう少し成長を見せておきたいところね」
「そのためにも二軍で、打撃面では良いところをみせたいね」
守備に関しては経験するしかない部分もある。
打撃面で今の数字では寂しすぎる。
「数年後、伊藤光と戸柱が厳しくなったとき、山本、松尾に続く立場にいられるか、よね」
「競う存在くらいになって欲しいけれどね」
「捕手は時間かかるもの、だけどいつまでも待てないのはあるしねぇ」
「難しいところだね」
本人だってわかってはいるはず。
研鑽するしかありませんね。