2024年振り返り #67 1軍は僅か1試合で育成契約に。再び支配下目指せ 西巻賢二
「育成契約になった西巻ね」
結乃が無念そうに言う。
「うーん、アピールしていたのにね」
理衣も残念そうである。
2024年のキャンプやオープン戦でアピールしていた。
一軍での活躍も期待されたが僅か一試合のみ、しかも打席などはなし。
そのため、以下の成績は二軍のもの。
#67 西巻賢二
出場試合 : 84
打数 : 167
打率 :.252
安打数 : 39
HR : 2
打点 : 10
得点 : 30
盗塁 : 5
「内外野守れて足も速くてと、使い勝手は良さそうなんだけどね」
「キャンプなんかはファーストも守っていたしね」
「もちろん、そういう選手は他にも沢山いて、そことの競争なんだけどね」
「どういうところが判断されたのかなぁ」
打撃に関しても、キャンプでは頑張っていた。
他のユーティリティ系の選手と比較しても、そこまで劣っているとは見えなかったのだが。
首脳陣の目からすれば何か劣る部分があったのか。
「とにかく、また育成から這い上がるしかないわけよ」
「なんとかしたいけれど、ライバルはどんどん増えるね」
「成績的には上位互換といえる三森も入って来たし、でもそれを言い訳にはできないしね」
「頑張って欲しい!」
育成になったのは明確に成績だけではなく、枠の関係もあったはず。
今のところ支配下枠はあいており、チャンスがないわけではないはず。
武器を更に磨き上げて、もう一度支配下登録を目指したい。
「やっぱり足かしらねぇ。結局そこのスペシャリストがいないわけで」
「足の速さというか盗塁技術とかかな」
「でも楽天時代も盗塁0で、意外と盗塁も上手くなとか? うーん、難しいところね!」
「全部のレベルアップとか難しいから、やっぱりどこか強みを尖らせていくのが良いのかなぁ」
なんとか花開いて欲しいですね。