2024年振り返り #98 堅実な守備で貢献。背番号も9に変更となる2025はどうなる 京田陽太
「度会と仲良し、京田ね」
結乃が達観したように言う。
「その紹介の仕方は・・・」
理衣が呆れたように言う。
目立ちはしないけれど、堅実な守備でチームに貢献してくれました。
#98 京田陽太
出場試合 : 101
打数 : 216
打率 :.245
出塁率 :.284
安打数 : 53
HR : 1
打点 : 27
得点 : 18
盗塁 : 3
OPS :.585
「数字的にはザ・京田、って感じよね」
「それは褒めているんだかどうなんだか」
「打率は.250程度に結局は落ち着くと。扱いの難しいところよね」
「ショートならって感じだけど、ショートでも打撃が良い方が嬉しいからね」
スタメンレギュラーを確約できる内容ではない。
とはいえ、ショートでの堅実な守備力は確かにあり、いてくれればありがたくもある。
「目立つ守備ではないけれど、グラブの使い方とか、バウンドへの入り方とかがやっぱり上手いのよね」
「玄人向けだね」
「ま、あたしも素人意見だけどね」
「でも、分かる気がします!」
一軍に生き残るため、サード、ファーストも守る。
足が物凄く速いわけではないが遅いわけでもないので代走から守備という使い方も出来る。
「厳しい内野陣の競争の中で生き残るには、やっぱり守備力かしらね。あとは打撃で堅実なところをみせられればよいのだけど」
「でも、ここにきて打撃がいきなり良くなるとかは考えづらいよね」
「だから守備よ。あとは勝負強くなれればね」
背番号も9になるが、だかといって安泰の立場ではない。
若手の成長もある中、その立場を失わない、というかレギュラー目指してやらないと一軍もままならないだろう。
チームにはすっかり溶け込んでいるなか、更なるバトラーを目指して欲しい。