「3安打で勝利とはね」
結乃が苦笑いする。
「そういう試合もあります」
理衣が頷いて言う。
相手は8安打だけど無得点。
こちらは3安打だけど2本がタイムリーとなり、3本の安打が全て得点に絡んだ。
「まずは投手からね。ケイが4回無失点と順調に来たわね」
「今シーズンは二桁に期待したいね」
「勝利は他の要因に左右されるから、規定投球回数ね」
「長いイニングを投げるタイプじゃないかもだけど、シーズン通してローテーションを守ってくれれば!」
二年目で期待も高まる。
「そして石田裕太郎も約4イニングを投げて無失点と」
「ローテ確定って感じかな」
「ずっと安定しているからね」
「こちらも二年目、更なる飛躍を!」
伊勢は中継ぎに戻ることが確定。
吉野は炎上癖があり、小園もまだまだ。
平良も怪我あけで、しばらく様子見だろう。
「あとは抑えよね。この日は最後に篠木を登板させたけれど、本当に抑えで行く気だったりして?」
「いやぁ、どうなんだろうね・・・?」
森原がどうなるか分からず山崎も不安定。
本来ならそこで出てくるはずの伊勢もイマイチ。
中継ぎに戻って出力があげられればというのはあるが。
「やっぱり開幕しばらくは中継ぎが苦しそうね。でもやるしかないけれど」
「出てくる選手はチャンスだから!」
「そして打線はどうなることやら?」
「あと一週間だもんねぇ。。。」
打線はともかく。
先発ローテは。
東-大貫-バウアー
ジャクソン-ケイ-石田裕太郎
で決まりか(大貫⇔バウアーの可能性もアリ?)
「でも今のところ先発ローテは楽しみよね」
「うんうん、でも一年間同じローテ回すのは無理だか、他の選手の突き上げが大事!」
「若手に出て欲しいわよねぇ」
「待ってますよ!」