2025年5月17日 ヤクルト戦
結果:横浜6-7ヤクルト
敢闘選手賞:-
「うーん、まあ、こういう試合もある!」
結乃が唸るように言う。
「一時は逆転したんだけど、守り切れなかったね」
理衣が肩を落とす。
とはいえ収穫もあった。
オースティンに続いて佐野もようやく今季1号。
度会にも一発が出た。
「この試合は平良が5回で降板したのが全てね」
「中継ぎ陣の弱さだね」
「ウィックがベンチ外で、伊勢も連投。6、7回を誰に任せるかってところよね」
「颯選手の回跨ぎが結果としては失敗だったね」
更に、颯がランナーを残して降板し、そこから登板した坂本が初球被弾。
そもそも対左の弱い坂本をあえて左打者にあてるのはなぜか。
まあ、他に誰がいたのかって話もあるが、今の序列なら思い切って宮城か。
「ていうか、この展開でも登板できない山崎はなんのために一軍に置いているのかしらね」
「悩ましいところだね」
「堀岡や中川虎はまだビハインド要員ってところだしねぇ」
「やっぱり泣き所ではあるよね」
勝ちパはある程度落ち着いてきたとはいえ、層は薄い。
連投の縛りなどもあるし、先発4本柱以外のところがどうしても厳しい。
この試合では宮城が打たれて負けが付いたが、こればかりは仕方ない。
今まで頑張ってくれていて、初めて失点したのだから。
「平良も毎度のように球数多くなって5回降板なら、ちょっと考えないとだけど」
「他に誰かいるのか、ってところもね」
「大貫の方が6回3失点くらいのイメージだけど」
「あとは若手を上げて試してみるとか?」
そう簡単にはいかないか?
幸い、バウアーが中4日でまわってくれるので、投手は一枚少なくてもいけるはずではあるが。
「ま、先のことよりカード勝ち越しをかけて3戦目、東ね」
「打線がようやく点を取るようになったし、はやくから援護したいね」
「相手はベテラン石川、翻弄されないようにね!」
「勝ち越しましょう!」