2025年5月27日 阪神戦
結果:横浜0-1阪神
敢闘選手賞:バウアー
「息のつまる投手戦が、最後はクソみたいな終わり方をしたわね」
結乃が呆れたように言う。
「ううう、悔しいね・・・」
理衣が拳を震わせる。
バウアーと才木の先発。
互いにそう簡単には点はとれないと思った通り、0-0のまま試合は進む。
中継ぎ陣も踏ん張って延長戦に突入するが。
「山崎が1死もとれないまま満塁にして、最後は急遽交代した颯がサヨナラ押し出し四球とかね」
「なんとも言葉が出ないね」
「ていうか、あそこで山崎を登板させた首脳陣の意図は!?」
「そればかりはなんとも」
このところ、山崎は点差の開いた場面での登板のみ。
勝ちパターンはウィック、伊勢、入江。
僅差では宮城や坂本。
そうではなかったのか。
「まあ、これが最終テストってことかもね」
「あまり擁護できないね・・・」
「康晃のことはもちろん今までのことは感謝しているけれど、今は重要な場面を任せられないでしょ」
「厳しいね」
12回は入江として、11回に誰かを投げさせなければならなかった。
そこで宮城投入して負けるなら、まだ納得できた。
今後の経験値となるから。
しかし。
「こういうのでチームの流れも変わりかねないんだから」
「なんとか2戦目で巻き返したいね」
とりあえず今の山崎を敗戦処理で置いておくくらいなら早いところ二軍調整させ、若手でも誰でもあげて敗戦処理のポジションを与えて欲しい。
これは、首脳陣がダラダラと山崎を一軍に置き続けた責任だと思う。
起用した首脳陣の責任だが。
ファンにとっては気分の悪くなる敗戦でしたね。
2戦目、流れ的には最悪の中、ケイの好投に期待するしかないですね。