「さあ、いよいよ交流戦が始まるわね!」
結乃が気合のこもった表情で言う。
「目指すは交流戦優勝だね!」
理衣も力を込めて言う。
4連勝で交流戦を迎え、チーム状態は悪くはない。
打線もあがってきて、牧、佐野の状態が良いのが強みである。
「最初の週は楽天、日ハムとの6連戦ね」
「先発投手がどうなるか、ね」
「ローテ通りにいけば東、ケイ、ジャクソンだけど」
「強力な3枚だね!」
「ただそうすると日ハム戦が弱くなるのよね」
東、ケイ、ジャクソン、バウアー、この4人は出来れば2-2でカードをわけたいところだ。
「そういう意味では、もしかしたらジャクソンを日ハム戦のカード頭にもっていくかもしれないわね」
「そうすると楽天戦の3戦目がいなくなるね」
「まあ、そうなのよね。平良を出すとか、やりようはあるけれど」
「誰も抹消していないから、普通にいけば大貫投手、石田裕太郎投手がまた投げるよね」
この二人の感覚を詰めるとは考えづらいから、そう考えると普通にいくか。
ファームで好調の小園をどこかで投げさせてみたい気はあるが、なかなか難しい。
「対する相手は、まずはヤフーレからか。その後に誰がくるかね」
「楽天さんは足を使った攻撃があるから、山本選手や松尾選手の肩で対抗したいね」
「先発投手ではこちらに分があると思うけれど、パリーグ相手でどうなるか、ってのはあるからね」
「油断は一つも出来ません!」
そして楽天戦はDHで誰を起用するか。
「普通にいけば、オースティンをDHにして佐野ファースト、外野の守備を強化、よね」
「もしくは宮崎選手をDHにして内野守備を強化するか?」
「筒香を一軍登録するみたいだけど、ここもどうするかね。オースティン、筒香を同時に起用するのか」
「オースティン選手も状態悪いし、難しいところだよね」
個人的にはファースト佐野、外野を桑原、度会、梶原、蛯名でまわす。
オースティンと筒香を状態と相手に応じてDH
そんなところなのだが。
「いずれにしてもまずはカード初戦、間隔あけて、ナイターで東をもっていったんだからね」
「試合は作ってくれるでしょう。あとは打線が援護できるか!」
「楽天の後はパリーグ首位の日ハムが待っているからね、とにかくカード頭!」
「全力でいきましょう!」
頼みますよ!