2025年8月15日 中日
結果:横浜4-3中日
敢闘選手賞:山本
「延長戦で勝利!」
結乃が力強く言う。
「接戦を勝ち切りました!」
理衣も拳を握りしめて言う。
お互いに1点ずつを取ってとられて、追いついては勝ちこして、みたいな試合展開。
それでも延長10回、ベイスターズが勝ち越し、その裏を抑えて勝ち切った。
「この試合では山本が4安打3打点! 8回、10回にそれぞれ勝ち越しタイムリー!」
「5回にも同点となるホームランを放ったしね」
「打に関してはまさに、ね」
「やってくれました!」
更に8回、代走で出た三森は盗塁して得点。10回にも先頭で出塁して得点と活躍。
「もちろん9回、1死2、3塁で桑原、佐野が連続三振とかあるけれど」
「そこは相手も必死だしね」
「5回、6回もチャンスに得点できなかったのあったけれど、まあ、それでも頑張ったと」
「偉そうだなあ」
投手陣ではジャクソンが7回2失点の好投。
8回に勝ち越し、そのまま勝てれば勝利投手になれたのだが、伊勢が同点弾を打たれる。
「やっぱり伊勢がちょっと不安定な感じね」
「これまで頑張ってきてくれて疲れも出てきたかな?」
「あがってきた森原、そして宮城あたりで凌ぎたいわね」
「全員で戦っていくしかありません!」
そして中継ぎだけではない。
ケイにアクシデントがあったか、2戦目の先発は急遽、ルーキーの竹田となった。
「まあ、こういうチャンスで結果を出せるかどうかよね」
「本当、思い切っていってほしいね」
2軍でもあまり結果を出せておらず、ドラ1なのに、という声が色々と出ている。
それは結果で黙らせるしかない。
チャンスをものにできるものが一軍に定着できるのだ。