2025年振り返り #10 縁の下の力持ちでチームを支え続ける 戸柱 恭孝
「縁の下の力持ち、戸柱ね」
結乃が分かったような口で言う。
「見えないところでチームのために常に動いてくれています!」
理衣が拍手をする。
出場試合数自体は決して多くはない。
それでも一年間、一軍にいるのはそれだけチームが戸柱を信頼しているということ。
#10 戸柱 恭孝
出場試合 : 45
打数 : 95
打率 :.244
出塁率 :.253
安打数 : 23
HR : 2
打点 : 6
得点 : 5
盗塁 : 0
OPS :.600
「山本、松尾のあとの3番手捕手という立場だけど、腐らずにやってくれているわよね」
「本当にありがたいよね!」
「腐ってもおかしくないけれど、常にチームとともに戦っている感じよね」
「本当に頭が下がります」
観ていてわかるのは、試合に出場していなくてもベンチの中で様々な選手とコミュニケーションをとっていること。
そして準備を怠らない。
山本や松尾に何かあっても、すぐに試合に出られるように気持ちから入っている。
だから、他の選手も信頼しているのではないか。
「もちろん、出場した時にはきっちり仕事をこなしてね」
「打撃内容的には2024年と変わらないんだよね」
「そうね、出塁率は下がったけれど、HRが増えてOPSはわずかにあがったし」
「数字には見えない貢献度が大きいよね」
こういうベテランが支えてくれているのは強い。
もちろん本人とて甘んじるつもりはないだろうが、それでも山本、松尾とスクラムを組んでやってくれている。
「まだまだ頑張ってもらわないとね」
「頼れるベテランは大事です!」
「チームを引き締める立場にもなってほしいわね」
「色々と苦言が出ているからね・・・」
戸柱とかの言葉なら、説得力あるのでは?
そういうところでも頼りたい!