2025年振り返り #18 まずはプロ初勝利。でもこんなもんではない! 小園健太
「とりあえずプロ初勝利おめでとう」
結乃が偉そうにうなずきながら言う。
「第一歩を踏み出しましたね!」
理衣が拍手をする。
初回にいきなり3ランを被弾するも。
そのあとはもちなおして5回まで投げ切ったのは成長か。
一つの勝ちは自信にもつながる。
#18 小園 健太
出場試合 : 1
投球回数 : 5.0
防御率 : 5.40
勝利 : 1
敗戦 : 0
ホールド : 0
セーブ : 0
被打率 : .176
WHIP : 1.40
奪三振 : 4
失点 : 3
「とはいえ、その1勝、1登板だけだからね」
「後半は二軍でも登板がなくて、コンディション不良?」
「その辺追いかけられてないんだけど、ちょっと心配よね」
「せっかく初勝利をしたんだしね」
しかし、一軍で2位争いをしている中でそこまで余裕がなかったというのも事実。
「この勝利を糧に、5年目は勝負かけないとね」
「大卒ドラ1と同年齢になるわけだもんね」
「負けるわけにはいかないわよね」
「そういう思いが、更なる成長につながると良いんだけど」
少しずつ成長していることは確か。
圧倒的なボールがあるというよりかは総合力で勝負していくタイプ。
二軍でも長いイニングを投げてきたり、良いところはみられていた。
「2026年は先発ローテも不確定だし、ここのチャンスをなんとか掴みたいわよね」
「一年間ローテとはいわなくても、ある程度ね」
「竹田みたいに遅咲きもあるし、焦るほどでないかもだけど、でも余裕はないからね」
「結果が求められてきます!」
まだまだ期待しているよ、ドラ1