交流戦を考える
「いよいよ交流戦に入るわ！ 今年の交流戦を考えてみましょう！」
毎年苦戦している交流戦、２０１７年はどうにか五分で乗り切ったが、２０１８年は果たしてどうなるか。
「ラミちゃんは目標を五割に置いたわね。まあ、現実的な数字よね」
「勝ち越さないと、広島とまた離されちゃうんじゃ？」
「そうだけど、チームの実力としたらこんなもの。むしろ負け越さないようにしないと」
去年はどうにか５割。しかし、２０１７年の交流戦で無双した濱口が今年はまだ０勝である。
他に、パリーグキラーとなれそうな投手はあまり考えられない。いるとしたら東か。
「入りが、パリーグで最下位の楽天からってのが良いわよね。まあ、楽天も苦手だけど」
「でも、ローテ的には岸投手とあたるね」
「ローテでいけば、東か･･･東の時は勝っておきたいけれど」
「それより、肝心のベイスターズのローテーションはどうなるのかな？」
「ウィーランドがヤクルト戦から外れたから、おそらく楽天戦にあてるでしょ。あとは東と、ファームで投げたのを考えると今永かしらね」
果たして今永がどれくらい復活しているのか。
強打のパリーグ相手にはどうしても必要だ。
またウィーランドをローテでずらしたのは、ＤＨのない横浜で投げさせたかったということもあるのだろう。
「楽天の次がソフトバンクか。調子が出ていないとはいえ怖いわよね。ちなみにローテは？」
「ええと、この週末が東浜投手、バンデンハーク投手、武田投手、だね」
「マジで！？ ３連敗コースじゃない！」
「いやいや、そうとは････」
「だって対してうちの先発は･･･」
重苦しい無言。
「先発の入れ替えはどうするのかしら。とりあえず平良を落としたようだけど、代わりに誰が投げるのか？ あとは駄目駄目な石田を入れておかないと回らないのかしら」
「他に誰かいる？」
「まあ、いないんだけどさ････」
「今までに投げた人だと、飯塚投手、バリオス投手、京山投手、平田投手」
「誰も決め手に欠けるわね。バリオスは外国人枠もあるし、また京山を上げてくるとか？」
「どうなるんだろう。思い切って熊原投手とか」
「････」
暗雲漂う交流戦。
その暗い靄を吹き飛ばしてくれるような戦いを祈って。
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