■2018年3月4日 横浜DeNAベイスターズvsオリックスバファローズ
昨日に続いてのオリックス戦だが、場所は京セラドームからほっともっと神戸へと移しての戦い。京セラドームでは侍JAPANがオーストラリア戦を行うことになっている。我らがベイスターズからも筒香、山﨑、今永が出場し、それぞれ力を発揮して活躍してくれたのは嬉しいところだ。
ただ願わくば、怪我だけには気を付けてほしい。濱口の場合、侍JAPANの試合とは関係ないが、なんとも気になる所である。
濱口が開幕に間に合わないとなると、ルーキーの東にはローテーションに入ってもらわないと困ることになる。先発が揃った、左腕王国だなんて言われてはいるが、突き詰めてみれば一人怪我して離脱したらヤバい、まだまだその程度の戦力なのだ。
そういった意味ではローテーションを狙っている投手が重要となるわけで、今日の先発である熊原にも大きな期待がかかっている。個人的には、荒れ球ではあるかもしれないが球威に劣る飯塚よりは熊原に期待してみたいと思う部分があるのも確かだ。
さて、試合に入る。
いきなり桑原が二塁打を放つと、二つの内野ゴロであっさり先取点。
「こういうのが重要なんだよね、地味だけど点を取る。横浜はこういうのが下手くそだもんね」
夕の言葉に、その通りだと頷く順。
しかし。
「――ってちょっと佐野クン、何やってるの!? もたもたしている間に、あ、あ、あ、うそーん!?」
その裏、オリックスの先頭打者である宗選手の打球処理をレフトの佐野が誤り、なんとランニングホームラン。2試合連続先頭打者ホームランとなってあっさり同点。またしても初回失点である。
「クマさんも、良いんだか悪いんだか分からないね」
打ち込まれているわけではないが、毎回のようにランナーを出して落ち着きがない。
熊原の次に投げた砂田もぴりっとせず、ランナーを残してその後に投げた国吉の時に失点してしまう。また、失点こそしなかったが相手の盗塁を許しただけでなく悪送球で3進させてしまうのは、昔を見ているようだった。
まあ、相手のオリックスもかなりグダグダでエラーが多く、そこに付け込んで佐野がタイムリー、同点に追いつかれた後もソトがしぶとく勝ち越し打を放ち、さらにバックホームの間に2塁まで進むといった良い点もいくつかあった。
「少しずつは良くなっている……のかな?」
相変わらず佐野、楠本、ソトが猛アピールを続け、神里も頑張っている。
「いやー、いいよねえ」
同じように感じたのか、夕もにこやかな表情で頷いている。
「そうだよな、良かったと、良い方に考えないとな」
順も納得したように言ったのだが。
「ホント、いいよねえ。クマさんも砂田くんも神里くんもイケメンだし、佐野くんも可愛いし、皆格好良くて目の保養になるよ。神里くんは俳優系、クマさんはアイドル系だね、私的にはクマさんの方が好みかな」
「そっち!?」