2018年4月24日(火) vs 広島カープ
結果:横浜2-7広島
敢闘選手賞:なし
「恐れていたことが起きてしまったわね」
重々しい口調で告げる結乃。
「と、言いますと?」
問い返す理衣。
「故障していた投手がローテーションに戻ってきたらイマイチだった、というやつよ!」
「まだ1試合だけだよ・・・・」
「確かにそうだけど、その後に投げた三嶋、平田、エスコバーは無安打に抑えているのよ。対して今永は8安打、どう考えても調子が戻っていないんじゃない? いや、投球は見れていないんだけどさ」
用事があって野球中継を見られず、結果だけで語るのでいつもほど強いトーンではない結乃。
だが、数字は嘘をつかないともいう。
「次、どうするかしらね。9連戦だから、投げてもらわないと投手が苦しいのもあるけど、平田や平良を出すっていうのもあるし、無理させなくても・・・・うーん」
「悩みどころだね」
ラミレス監督は、首脳陣はどのようなGWローテを組んでくるのか。
「打線も、ヤクルト戦に続いて沈黙。満塁のチャンスでは凡打、併殺でタイムリー無しの内野ゴロで2点取っただけ」
「守備でもエラー、出ちゃったね」
「神里は疲れも出ているかもね。桑原の調子が上がっているから、桑原、梶谷の形に戻すのもアリよね」
出塁が出来なければ足も活かせない。打撃の課題もある程度は見えてきたし、組み替えるのも一つの手か。
一方でラミレス監督は、まだしばらくはこだわって使っていくような気がしないでもない。まだ4月、尚且つ苦しい戦力のはずなのに貯金があり、セリーグ自体が混戦でもあるから試すことが出来る期間ではある。
「ちょっと苦しいわよね。2戦目がどうなるか、ね」
「京山くん、4連勝なるといいね」
「そのためには2試合イマイチな打線の奮起は不可欠よ!」
振り落とされないようにするには、大型連敗は避けるようにしたいところ。
それに、本拠地でもあるし、去年の優勝チームであるカープでもある。苦手意識を少しでも植え付けておきたい。
「まあ、ウィーランド、今永、梶谷と復帰できたし、ここから上げていってもらいましょう。というか、彼らが活躍しなければどのみち優勝なんて無理なんだから、私達は活躍を信じて応援するしかないのよ!」
「良いこと言うね、結乃!」
まだまだ長いペナントレース、主力を信じて我々ファンも戦いましょう!