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2018年ベイスターズの歩み ベイスターズ

5/12ヤクルト戦 四球とエラーが直結する

投稿日:

2018年5月12日(土) vs ヤクルトスワローズ
 結果:横浜5-6ヤクルト
 敢闘選手賞:なし

 

■試合結果

「つまらない試合だったわ」
延長11回まで試合を観戦し、疲れた体で帰宅途中の言葉は寂しいものだった。
「負けたから、つまらないと感じちゃうんじゃないかな」
「違うわよ、負けたからつまらないんじゃなくて、つまらない野球やっているって感じるの!
理衣の慰めの言葉も逆効果だったようで怒る結乃だったが、心なしかその言葉も元気がないようだった。

ガールズフェスティバルの2日目、延長戦の末に負けるというもので、最後まで見ていた身としては辛い。
内容が良ければそれでもまだポジれるのかもしれないが、それもないのだから疲れただけだった。
「でもほら、ロペス選手の3ラン、宮崎選手の勝ち越しホームラン、大和選手のタイムリーと、あの回は繋がったし!」
あの回だけね」
「あうぅ」
そう、4回につるべ打ちして5点を取ったことに目がいきがちだが、5回以降は1安打しか打てていないのだ。
これでどうポジティブになれるのか。

「正直、延長に入ってもサヨナラになるシーンが全く思い浮かべられなかったわ。あるとしたらロペスの一発くらい? でも、そんなうまいこといかないわよね」
四球でチャンスを作っても、返すことが出来なければ意味がない。
そして今のベイスターズにはタイムリーを打てそうな選手が思い浮かばない。

「濱口も、復帰登板っていってもそれは言い訳にならないわよね、治ったということで上がっているんだから。初回3失点って、もうこの時点で半ば勝利を諦めかけたわよ。少し立ち直ったかと思ったら、味方が勝ち越した後にあっさりリードを吐き出して、なんなのよもう、ストレス溜まるわー」
相変わらず制球がイマイチで、四球でピンチを広げる。
特に逆転した直後の5回、先頭の青木にヒットを打たれたのはまだしも、次のバレンティンを歩かせたのが余計だ。
これを契機に同点に追いつかれている。
「そ・れ・か・ら、いい加減に坂口対策、なんかしないの!?
結乃が怒るのも無理はない。同じ選手に毎回、やられすぎである。

「砂田も、大和のエラーがあったとはいえ先頭打者にあっさり四球がそもそもいけないわけよ!
もちろん、中継ぎとして登板が多いというのもあるだろうが、四球は見ている方も「あぁぁ」となるのでやめてほしいと思ってしまうのだ。
そしてエラー、押し出しと、ノーヒットで決勝点を献上である。見ている方がやるせない。

「なんてゆうか、こう、もっとどうにかしようってのが分からないのよね。好球必打はいいけれど、ただ振り回しているようにしか見えないし。宮崎が先頭で四球選んだ時も、結局、倉本は打つだけだし。はぁ」
倉本凡退の後、宮本が盗塁して送ったことにはなったが、無策である。
「でもほら、得点期待値はノーアウト1塁の方が高いって」
「倉本がケースバッティングできるならねぇ」

これで結局、今永、ウィーランド、濱口の復活組は全滅である。
「何か良い話題ないのかしらねぇ」
ファームではウィーランド投手が好投したらしいよ!
「でも、次に投げた今永が四球連発でプチ炎上したみたいね」
「・・・・」
ウィーランドはそこまで悪くないが、打線の状態がイマイチな今、比較的好調で頑張っているソトをすぐに落とすわけにもいかない。研究されて調子が落ちるまでは。中継ぎ的にもエスコバーは現状、落とせない。難しいところである。

「はぁ~、ドット柄だけに、どっと疲れたわ」
「・・・・うまくないね」
「うるさいわねぇ」
「応援するの、やめたくなる?」
「は? 馬鹿言ってんじゃないわよ! この程度で応援やめたくなるほどヤワな経験してきてないわ! こんなの全然、遥かにマシってもんよ!
「結乃……貴女若いのに、いつから応援しているのよ?」

確かに、このところ酷い試合内容が続いているが、へこたれずに応援していきましょう!

 

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