2018年6月7日(木) vs 西武ライオンズ
結果:横浜7-9西武
敢闘選手賞:なし
「無駄な失点が多すぎる!」
憤慨する結乃。
チームはこれで5連敗、勝ちが見えない状況である。
「あーあ、東が投げていれば勝てたんじゃないの? ってのは言ったら駄目よね」
たらればを言ったらどのチームも勝てる。
現実を見なければならない。
「打線は、まあホームラン2発だけど、それで7点取ったんだからね。投げる投手が悉く打たれているのをどうにかしないと」
「どうすれば良いの?」
ほとほと困ったように項垂れる理衣。
「下を向いていたって何も改善しないわ! 逃げたらやられる、向かっていくのよ!」
「気合でなんとかなるの?」
「なんとかなるじゃない、なんとかするのよ!!」
勢いだけで言っているような感じだが、気持ちでまで負けてはいけない。
「とりあえず、ソトが打ったということで」
「調子、戻ったのかな?」
「1試合じゃなんともいえないけれど、まあ、打たないよりは良いわよね。ただでさえ弱り目に祟り目なんだから」
「梶谷選手が腰痛で抹消だね・・・・」
ロペスに続いて、梶谷まで、である。
打線の迫力、勢いに欠けるのは致し方ないところか。
「それでも桑原選手が2安打したし、な、なんとか・・・・」
「これが続くと良いんだけどね」
今永、石田、井納がおらず、ロペスに梶谷もいない。
選手層が決して厚いといえない横浜はキツイところだ。
「なんか、2015年の悪夢の再来とか言っている人が多いけど」
「あんなん、暗黒時代に比べれば全然マシよ。だってあれだけ負けても勝率5割近くあったのよ。まあ、貯金を食いつぶしたともいうけれど」
苦しいことに変わりはないけれど、ここで食い止めればまだどうにかなる。
そのためには明日、東で勝っておきたい。
「勝っておきたいじゃない、勝つのよ! パリーグに馬鹿にされたまんまで良いの!? 絶対に見返したる!!」
横浜だけではない。
セリーグの球団よ、いつまでも負けている場合じゃないぞ!