2018年6月12日（火） vs ロッテマリーンズ
結果：ロッテ３－０横浜
敢闘選手賞：なし
「大和ーーーーっ！？」
叫ぶ結乃。
試合開始前のニュースで、大和が試合前の練習中に打撃練習の打球を頭部に受けて病院に搬送されたのを知ったのだ。
「大丈夫かな、心配」
里依も不安そうに表情を歪ませている。
ロペス、梶谷と主力野手に怪我が相次いでいる中、ここでまた大和となると痛い。
攻撃力というよりも、守備力でのダメージはボディブローのように効くだろう。
「とりあえず、大けがでないことを祈るしかないわ。まさかこんなアクシデントにあうとはね」
想定外の事態に、何とも言いようのない結乃。
その大和の怪我の衝撃があったわけでもなかろうが、試合は完敗であった。
ロッテ投手陣の前に完封を喫した。
チャンスは何度か作ったものの、最後までホームを踏むには至らなかった。
相手先発が石川という時点で多くの得点は望めないところであったが、１点が遠かった。
「ウィーランドは粘ったんだけどね。序盤はどうなることかと思ったけれど、なんだかんだ７回３失点」
「ランナーを出してから踏ん張っていたね」
「とはいえ、打線が０点じゃどうにもならなかったけど。それでも先発としての役割は果たしたわ」
長いイニングを投げられるのが今まで東しかいなかったのだ。
イニングを食ってくれたことはありがたく、次回登板にまた期待したい。
「打線はどうしようもなかったかな？」
「そうねえ。４回、宮崎の打球が抜けていればってところくらいかしらね」
「今日はランナー置いて宮崎選手が打てなかったね」
「そういう日もある、と思うしかないわ。やっぱり打線の迫力に欠けるわよね」
「楠本選手は２安打と頑張ったけどね！」
「先を考えれば、そこは良かったわね」
若い選手が少しでも結果を出す。
それが近い将来につながると信じたい。
「いずれにしても初戦を落としたのは痛いわよね。明日のバリオスに頑張ってもらいましょう」
久しぶりの１軍登板で気合も入っているはず。
「相手の有吉も強敵っぽいわね。明日は是非とも勝っておきたいからね」
「明後日は平良投手っぽいね」
「今日、平田投げたしね。平田の先発はもうないのかしら」
「平田投手の先発にこだわるようね、結乃は・・・・」
「先発がＫＯされたわけでもないし、相手投手が良ければ打線は封じ込まれる日もある。切り替えていきましょう！」
「交流戦の勝ち越しを目指して！」
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