2018年6月27日(水) vs 阪神タイガース
結果:横浜6-16阪神
敢闘選手賞:なし
「なんかもう、なんも言う気しないわ・・・・」
がっくりと脱力して項垂れる結乃。
「巷で言われているように、ヨコハマは阪神のホームなのよ」
「結乃・・・・」
かける言葉もない理衣。
まあ確かに酷い試合ではあった。
初回、飯塚が四球連発で1ヒットで3失点。
味方が一挙に5点を取って逆転をしたと思ったら、直後の回にミスも絡んだとはいえ逆転3ランを被弾。
はっきりいって擁護のしようがない。
「球威は無い、制球もよくない、これといった変化球もない、ないない尽くしじゃない! しばらく2軍で研鑽してきなさい!」
「とはいえ、誰が他に先発出来るのかという問題もあるよね・・・・」
先発が早い回で降板すれば中継ぎにもしわ寄せがいく。
今日も三嶋、三上、エスコバーと登板して失点を重ねている。
連敗していた阪神に連勝を献上する気前の良さだ。
「せっかく藤浪から5点取ったのに、それもあっという間に返される。あーもう!」
わしゃわしゃと髪の毛を掻き毟る結乃。
「あそこで中川が打っていればまだ分からなかったのに、無死満塁で最悪のホームゲッツーとか、初戦から中川は呪われていたのかしらね!?」
スタメン起用が結果的には大失敗だったことになる。
もちろん全てが上手くいくことなんかないけれど、プロなのだから結果が全て、責められるのは致し方なしか。
「てゆーか、追い込まれているわけでもないんだから思い切り振ってくれていればまだ印象も違ったわよ! 思い切り振って三振ならそれでも仕方なかったわよ。それなのに! 嗚呼それなのに!」
「代打の方が良かったのかもね・・・・」
果たしてこの後どのような扱いとされるかが心配なところである。
「あーもー、いいわよ。ハマスタ阪神戦で3連敗でしょ。はいはい」
完全にやさぐれてしまっている結乃。
「まだ3戦目があるよ! なんとか踏ん張ろうよ!」
「今永でしょー? 少しは良くなっているのかしらね」
「期待して、ね。今永投手が復活すれば、先も明るくなるでしょ」
「まーねー」
やる気のない結乃の返事。
『 GET THE FLAG!SERIES 2018』というのが空しくなるような1、2戦目。
少しは選手に意地を見せてもらいたい。
今シーズンでも最悪の試合を見せられたのではないだろうか。
「とりあえず、飯塚、平田、嶺井は二軍でレベルアップしてこんかい!! あと、最後までちゃんとプレーしろ!」
ファンも激怒しそうな試合。
それでもまた翌日には気合を入れて応援するのだ。
頼むから、応援するのがいやな気持ちにはさせないで欲しい。
「まだまだー、暗黒時代には敵わないんだから!!」