2018年9月26日(水) vs 阪神タイガース
結果:横浜 雨天中止 阪神
敢闘選手賞:なし
「ここで雨天中止かぁ」
なんともいえない口調で言うのは結乃。
「なんで? 中継ぎ陣が休めて良いんじゃないの」
不思議そうに理衣が尋ねると、結乃は微妙な表情を見せる。
「だって、
A:東-岩田 B:ウィーランド-メッセンジャー
さあ、どっちの方が勝てそうな試合?」
「・・・・B」
「でしょ?」
そうなのである。雨天中止で連投していた中継ぎ陣が休めるのは良いが、それによって勝つ可能性が比較的高そうな試合が流れてしまったのだ。
「でも、雨天中止にならなくても、2戦目の先発が変わるわけじゃないでしょ」
「でも、雨天中止の振替試合でまたメッセンジャーとか出てくる可能性あるからね」
そう、岩田よりも打てなさそうな投手が出てくる可能性が高くなるのである。
「・・・・とはいえ、もう決まったことをうだうだ言っても仕方ないわ。理衣ちゃんが言うように、中継ぎが休めると前向きにとらえないとね!」
「そうそう、そういうこと!」
「中継ぎ連投とはいえ、カープに勝ち越して勢いも出てきて、勝ち頭の東の登板が雨で流れてチームの勢いに水を差すことになったのでは、なんてネガティブなことを考えたら駄目よね!」
「そ、その通り!」
心配なのはそこである。
勢いにのっているとき、その気になっている時はむしろ連戦していた方が良い結果が出ることもある。
一日空くことで疲れがどっと押し寄せたり、一息ついてテンションが上がっている時には気が付かなかった疲れに気が付いたり。そういうことがないとも限らない。
もっとも、体の方が大事だから雨で良かったのは確かである。
「あと、東を巨人戦にあてるようだけど、相手菅野でしょ。勝てれば大きいけれど、賭けでもあるわよね」
「信じて応援するだけだね」
「でも、これでエスコバーが落ちるからね。となると、国吉落としたし誰が上がるのか・・・・?」
「上がって来れそうな選手はいるのかな?」
「うーん、野川とか試して欲しいけれど、駄目なのかしらね?」
「レスキュー! やりたいから?」
「いや、もう横浜で試合無いけどね。でも、首が寒そうだから・・・・」
「誰が上がるにせよ、こういう大事な時期を経験できるのは良いよね!」
「さて、セリーグの優勝はカープ、3連覇だって」
「おめでとうございます。本当に強いね!」
「素直に凄いと思うけれど、来シーズンは負けないんだからね!」
「でもその前に、まだ今シーズンの残り試合、CSに向けて頑張らないと」
「まずは、今度こそメッセンジャーを崩さないと。今までの敗戦は布石だったのよ!」
「いや、布石で6戦6敗はやめようよ・・・・」
7度目の正直、いい加減にどうにかしろ、ベイスターズ!