2018年10月1日(月) vs 阪神タイガース
結果:横浜10-0阪神
敢闘選手賞:濱口、ロペス、伊藤
「まさかの大勝!?」
信じられないという感じで目を見開く結乃。
「10点だって。よく打ったねー」
こちらは驚きがあまり顔に出ていない理衣。信じられていないのかもしれない。
15安打10得点、しかもホームランは2本。どうしてしまったのか、ベイスターズ。
「雨天中止で休めたのが良かったのかもしれないわね」
「あー、大和選手も宮崎選手もマルチヒットだしね」
疲れが見えていた二人にも結果が出ていたのは嬉しいことだ。
もちろん、この試合では満遍なく打っているのだが。
「誰を上げるのって難しいけれど、やっぱり先制タイムリーのロペス! 初回に先制したってのは大きいわよね」
「本当に、調子が上がってきた感じだよね!」
「そうね、26号、そして猛打賞。やっぱり頼りになる男よ!」
足の怪我もまだ完全ではないのかもしれないが、それでも最終盤で上げてきた男は頼もしい。
「ただ、初回の続くチャンスで筒香が併殺。これでゲームも膠着しちゃった感じよね」
2回から4回まではきっちり抑えられてしまった。
次の1点をどちらがとるか、というところで。
「貴重な追加点は伊藤選手のタイムリー2塁打! イケメン!」
「それが言いたいだけでしょ・・・・」
はしゃぐ理衣を横目で見つめる結乃だが、その伊藤の2塁打がきっかけでソト、ロペスのHRへとつながったのだ。
「ソト選手はこれでとうとう38号。トップに並んだね!」
もはや勢い的には本塁打王ととってもおかしくない。
「そして8回にはとどめの5点! みんな打ってくれたから、ここは言うこと無いわ」
「打ち過ぎると、誰を取り上げてよいか困る感じだね。せっかくみんな打ったのに」
なんだかんだ筒香も、桑原も打った。
「スタメンで打っていないのは濱口だけ・・・・・あ、倉本・・・・」
「ま、まあ、全員が打てるってのは難しいから、ね!」
「打線ばかり取り上げたけれど、守りの方も今日は被安打1よ!」
「濱口投手、ナイスピッチング!」
「点差的には完投してほしいとこだけど、球数多い投手だし、5点取ったのが8回だもんね。おかげで石田を無駄に使ってしまった感じになったのがもったいなかった」
「でも雨で登板流れたから、調整で良かったと考えれば!」
「そうね。まあ、ともかく濱口、序盤は1点差だったからね。ここをちゃんと抑えてくれて流れが持って来れたわ」
「ここにきて調子が戻ってきて、本当に良かったね」
「そして笠井、点差があったとはいえ三者凡退にきっちり抑えて良かったわ」
「こういうところできっちり抑えるかで印象も変わってくるしね」
「そういうこと。積み重ねることで信頼を得て、良い場面で登板させてもらえるようになるんだから」
この後、少しずつ緊張する場面でも登板が増えてくるように頑張れ。
「巨人が負けて、また3位。抜きつ抜かれつだけど、勝たないと落ちていくだけよ」
「そしてこの後は苦手なヤクルトさんだね」
「ヤクルトは2位はほぼ確定だけど、ベイスターズがCSに上がったら戦うわけだから、叩いてくるでしょうね」
「先発は平良投手! ここのところ安定しています!」
「阪神戦で勝ちパターンを投入しなかったから、全力で6回、投げて欲しいわね!」
残り6試合、振り絞れ!
「・・・・そういえば、須田投手や荒波選手が・・・・」
「プロの世界だものね。その件に関しては、また別で話すわ。今は、次の試合に集中よ!」