2018年10月10日(水) vs 阪神タイガース
結果:横浜1-2阪神
敢闘選手賞:なし
「2018年、最後の試合がこれかー!」
ぐったりとテーブルに伏す結乃。
「ま、まあ、筒香選手もロペス選手も出ていなかったし・・・・」
取りなすように言う結乃。
最後の阪神戦、確かにロペス、筒香を抜かした布陣とはいえ、やはりタイガース相手に不甲斐ない結果。
もちろん、昨日でCSがなくなり、気持ちが切れた部分もあるのだろうが。
「とはいえ、言ったでしょうが、最後をきっちりやり終えてこそだって!」
「そうはいっても、難しかったんじゃぁ」
「ええい、言い訳はいいのよっ! 結果を出しなさい!」
荒ぶる結乃の気持ちも分からないではない。
カープに歯が立たないならまだ分かるが、最下位に沈んだ阪神にこてんぱんにやられているのだ。
8勝17敗、惨憺たる結果である。
「阪神に勝たないと、って今季始まる前に言っていたけれど、てんでだめだったわね」
「どうしてなんだろうねぇ?」
「ファンの間では、”阪神最強、なぜ首位じゃないの?”とか、”阪神が最下位ならベイスターズは7位か?”なんて言われているくらいなんだから!」
それくらい、ベイスターズファンから見れば阪神は強いチームなのだが。
「この試合も、最後は7者連続三振で試合終了よ!」
「あはは・・・・」
乾いた笑いが空しく響く。
「とにかく、速くて強い球を投げる阪神投手陣を打てなきゃどうしようもないわ」
「来期に向けて、選手達はすぐに動き出して欲しいね」
「そうね、阪神戦で打てない筒香もそれは同じよ!」
「あぁ、これで本当に2018年シーズンが終わっちゃったね・・・・心に穴が開いたようになるね」
「これから長いオフだからね。でも、下旬にはドラフトがあるし、11月には秋季キャンプ!」
「既に色々と話しも出ているけれど、コーチ人事とかもあるしね」
「そしてもちろん、第二次戦力外通告」
「そ、それは聞きたくないなぁ」
「オフとはいえ、話題はあるからね!」
まずは楽しみなのがドラフト会議。果たしてどんな選手を獲りに行くのか注目したい。
「試合はなくなっちゃうけれど、2018年シーズンの振り返りとかしていくからね!」
「良いところも悪いところも色々あったからねぇ」
「悪いところばかり目立った気がするけれど、良いところ探しするからね!」
「チームはもう、来期に向けてスタートだね」
「昨年より1カ月早く動き出せるととらえましょう。もう、今季みたいな惨めで悔しい思い、選手たちもしたくないでしょう」
順位は4位ではあるが、順位以上に情けない思いをしたのではなかろうか。
何はともあれ2018年シーズン、お疲れさまでした。
そして2019年こそ、いい夢見させてくれよ!