2018年振り返り #49 新天地で花を咲かせられるか? 赤間 謙
「赤間選手、シーズン途中に光さんと一緒にオリックスからトレードされてきたね」
「正直、伊藤がメインで、合わせ的についてきたと言われていたわね」
「そんな、酷い・・・・」
結乃の物言いに、理衣は渋い表情をする。
「とはいえ、環境が変わって、違った力を発揮する可能性はあるからね!」
「1軍で登板はなかったけれど、二軍では投げています!」
#49 赤間 謙
当番試合 : 12
投球回数 : 15 2/3
防御率 :1.72
勝利 : 0
敗北 : 0
セーブ : 0
ホールド : 0
奪三振 : 10
「シーズン途中だし、そんなに回数は投げていないけれど、悪くはなさそうじゃないかな?」
「これだけじゃなんとも分からないわね。数字にあがっていないけれど、四死球が12あったしね」
「コントロールはあまり良くないのかな?」
「正直、データがなくてよくわからないわ。オリックス時代も良く知らないし!」
おそらく、ベイスターズファンの多くが同じような感じではないだろうか。
「調べてみると、ルーキーの年は24試合に投げていて、それなりの数字を残しているわね」
「社会人卒だから即戦力、ってことだもんね」
「ドラフト下位とはいえ、一年目でそれだけ投げたってことは、良いものがあるってことじゃない?」
「中継ぎ投手は、沢山いた方がありがたいしね」
中継ぎはベイスターズとしてはいつの間にかストロングポイントになっていたが、安泰というわけではない。
戦力になってくれるなら、それは非常に助かるのだ。
「それから、金子投手の自主トレパートナーも務めたらしいしね」
「金子も結構、ストイックにやっているみたいだし、良い影響を受けたのならいいわね」
「その金子投手も日本ハムにいっちゃったね」
「そうね。まあ、今は関係ない話ね」
「冷たいなぁ・・・・その通りだけど」
何せ、赤間に関する情報が少ないのだ!
「でも、秋季キャンプでは、後輩の投手たちと仲良く楽しそうにしていたわよ!」
「赤間投手も、ベイスターズ投手陣では結構、上の方になるもんねぇ」
「立場が変われば、ってのもあるし、若手に刺激を受けてくれればね」
まずは一軍に登板し、ファンに名前を覚えてもらうところから。
せっかく来てくれたのだから、一花咲かせて見せようぜ、赤間!