2019 GIRLS FESTIVALのユニフォームお披露目!
「2019年のガールズフェスティバル用ユニフォームが公開されたわ!」
結乃がPC画面を見つめて言った。
肩越しに理衣も覗き込んできた。
「ホントだ、今年は波をイメージしているんだねー」
『YOKOHAMA GIRLS☆FESTIVAL 2019 Supported byありあけ 横濱ハーバー』2019年の女性限定スペシャルユニフォームのデザインが決定!
「こうしてユニフォームだけ単体で眺めてみると、なんかイマイチに感じちゃうのよね」
「こらこら、結乃」
「毎年、ガールズのユニフォームって、評判どうなのかしら?」
「だから、結乃ってば・・・・」
あけすけな言葉を続ける結乃。
単に、自分の好みだけである。
「あ、でも、こうしてキララが着ているの見ると可愛いかも!」
「そうそう、やっぱりモデルが着てこそよね」
「でもこれって、着ている女の子が可愛ければなんでも可愛く見えるマジックよね」
「だ、だからぁ」
これ以上は自粛である。
「ガールズフェスティバルは、5/31~6/2ね! 今年も行くわよー!」
「ガールズフェスティバルで観戦する試合は、あまり良くないイメージが強いけれど、今回こそは!」
「2018年は勝ったわよ! 大雨だったけれど!」
「でもその前の年は、完封されちゃったんだよね・・・」
「今回はリラックマ、来ないのかしら!? そしたら写真、撮りまくるのに!」
「まあその辺のイベントはおいおい分かるということで」
「もう一つ、こんな記事があったわ!」
結乃が示したのは、中畑清に関する記事であった。
「何度も言うけれど、DeNA初年度に中畑監督を持ってきたのは正解だったわよね!」
暗黒時代、そもそも挨拶とか、やる気とか、本気とか、そういうものが必要だった時代。
これ以上の適任はないというぐらいだった。
人を本気にさせるには、本気しかない。
それをまざまざと見せつけてくれたし、ファンすらも感化した。
「戦術とか戦略とか技術とか、そんなものよりまず大事なものがあるってね」
「人を動かす力を持っているのって、凄いよね!」
「今のベイスターズになったのは、間違いなく中畑監督があったから。他の監督だったら、きっともっと時間がかかっていたはずよ!」
そうして今のベイスターズがある。
積み重ねてきたものの上に。
「ということで、優勝するわよ!」
「・・・・どうつながって、そこに?」