2019/2/26 KIA戦 12-12 勝又ホロ苦登板!ウィーランドもいたよ!
「12-12って、大味な試合しているわね!」
笑うしかないといった感じの結乃。
「それでも、負けてはいないね」
理衣は苦笑いである。
「負けなけりゃ良いってもんでもないけれど、まあ、負けるのは嫌だしね」
「これでまた、負けなしだね!」
「そこを前向きにとらえましょうか」
「誰が打たれたのか見てみると・・・・」
「ドラ4の勝又! まー、仕方ないわね!」
何せまだ高校生だ。
「1死も取れなくてって、勝又投手、大丈夫かなぁ」
「1軍の投手でもそういうことだってあるし、これで潰れるようじゃ駄目よ! 失敗を糧にしなさい」
「直球のスピードは出ていたみたいだけどね」
「それだけじゃ駄目。まあ、何が駄目だったのかを得られたなら、それだけでも良かったでしょ」
首脳陣とて、これでどうこういうことはあるまい。
高卒ルーキー、一年目は別に体作り、基本作りだけでも良いくらいなのだ。
「あとは、古村投手が満塁弾を被弾・・・・」
「状況分からないけれど、流れに飲み込まれたのかもね。そういうところを抑えられると良いんだけど」
古村も、出番があるとしたら初めはビハインドの可能性が高いだけに、どうにかせき止められると良かったのだが。
勝又の後にマウンドに上がったというから、準備もあまりできていなかった可能性もある。
次の登板で雪辱を果たしてほしい。
「でも、上茶谷投手が2回無失点!」
「やっぱりコントロールが良いみたいね。期待できそうで嬉しいわ!」
「権藤さんも褒めていたしね」
「長いイニング投げられれば、ローテーション争いに入ってくるわね、本当に」
「ローテ争いといえば、京山投手も投げて4回2失点と、まずまず?」
「切磋琢磨してね!」
「打線は、なんか凄い奮起したね」
「0-10のビハインドから追いつくとはね! 相手の投手が、というのもあったかもだけど」
「宮本選手が満塁弾をお返ししたみたいだね」
「外野は神里、楠本、佐野がアピールしていたから、自分もいるぞ! ってところよね」
「熾烈だよねぇ」
嬉しい悲鳴といいたい。
「そしてKIAといえば、ウィーランド!」
「投げたみたいだね、2回1失点!」
「でもあっちはDHだから打たないみたいね、勿体ない!」
「色々と経験して、さらに良い投手になって、またベイスターズに入るとかなったら嬉しいよね」
「ナイスガイだったしね、何よりあの打撃は魅力!」
ファンに愛された選手、他の球団でも活躍してくれると嬉しい。
「ということで、練習試合の最後もなんとか負けなかったけれど、課題もあるからね!」
「キャンプももう終わりで、これからいよいよオープン戦が本格的に始まって開幕までわずか!」
「1軍を狙う選手は、ここから3月前半が勝負よ。後半は主力の登場が更に増えるでしょうし」
「皆に頑張ってほしいけれど・・・・」
「切符の枚数は限られているんだから、勝ち取るのよ!」